白熱電球に関する動き
| 2008年4月30日(文責 安井) |
| 2008年4月14日、東芝ライテック㈱は、2010年をめどに一般白熱電球の製造を中止する旨の会社発表を行いました。一部の新聞でも取り上げられたので、耳にされたかたもあるかと思います。 これはもちろん、経済産業省が強力に指導しているためでもありますし、またそれ以上に東芝ライテックさんが電球メーカーの一番の老舗として、今私たちの一番の関心事である「CO2削減」のために積極的に前進している会社であるからでしょう。 さて、その中で新聞などでもなかば取り違えている(あるいは誤解を受けやすい表現がある)部分などがありまして、次のことを明確にわれわれは理解していなくてはならない、と思いましたので、ここに整理してお知らせ致します。 |
| 1.まずは一言でいいますと、何から何まで、白熱電球といわれるものがすべて無くなるわけではないのです。 2010年までに製造を中止するもの : 一般白熱電球でE26の口金のもので、いわゆるナスビ型の普通球といわれるものと、ボール球がこれに含まれます。(ナスビ型の普通球でも、クリア電球に関しては上記の中止品目に入っておりません。まだ明確にはされていないようです。) 2010年以降も製造を継続するもの : ミニクリプトン球などの小型の電球、ハロゲンランプ、反射鏡ランプ(レフ球と言われるもの)などで、現在の電球型蛍光ランプに置き換えが出来ないもの |
| 2.経済産業省の公式発表としてはまだ出ていませんが、かれらとしては、7月の洞爺湖サミットの際(あるいはそれ以前に開催される大臣会合)にこれを日本政府の公式発表にしたいのではないでしょうか。そのための一つの動きとして、福田首相主催の「地球温暖化問題に関する懇談会」(第二回、2008年4月5日)の席上で、甘利経済産業大臣が発言したわけです。 甘利大臣発言は次の通り。 「諸外国における白熱電球の禁止に向けた動きが紹介されていますが、白熱電球に関しては、エネルギー効率がすぐれた電球型蛍光ランプなどへの切りかえを推進することが重要であると我々も考えているわけであります。このため、我が国においても、家庭等で使用される一般的な白熱電球に関して、2012年を目途に、原則として電球型蛍光ランプなどへの切りかえの実現を目指すこととして、製造事業者、小売事業者、消費者等へ働きかけていきたいと思っております。」 |
| 3.産業界には前々からこの方向性は伝えられていましたから、この懇談会の発言に呼応したかたちで、東芝ライテック㈱が4月14日に上記内容のプレスリリースを行ったのです。他の電球メーカーにも働きかけはあったはずですが、いまのところ(4月末日現在)、他の電球メーカーさんからの意思表明のようなものはありません。 (外国、とくにヨーロッパの各家庭で愛用されている白熱電球は、日本に倍してその必要性があると思われ、簡単に廃止できるものではないと予想されますが、この欄では、とりあえず事実関係のみをお伝えします。) |
