照明器具
どうしても実物を見てから決定したい、というお客様のために作った、ほんとに小さいけれどもシャンデリアやブラケット、ペンダントライトなど照明器具がぎっしり詰まった,東京・銀座の展示ルーム。HPの写真だけではわからない、色合い・質感・醸し出す雰囲気などなど、隠された情報がいっぱいつまったこの小さな部屋にどうぞお越し下さい。
東京・関東以外にお住まいの方が東京においでになったときにも、ついでにご覧いただけるよう、東京駅からタクシーで5分くらいの距離に設けています。よろしければご利用ください。
予約を頂戴した方しか入ることができない、などちょっと変則的なシステムなので、案内ページをご覧いただいたうえでご予約ください。スタッフ一同、こころよりお待ちしております。
もちろん、兵庫県宝塚市の本社ショールームでも皆様を歓迎致しております。
コンコルディア照明では照明プランのご依頼を受け、プランを作成して私どもの商品をご案内する、ということをやっています。
でも、お客様の側から見ると、コンコルディア照明だけではなく、他の照明メーカーのものも含めた候補のなかから選びたい、選んで欲しい、という要望になるはずですね。
それを現状は、ハウスメーカーのコーディネーターさんがいくつかの大手メーカーのカタログから商品を選んでそれをプランに入れるか、あるいはハウスメーカーさんによっては図面を特定の大手メーカーに丸投げしてプランを作ってもらうか(その場合は当然そのメーカーの照明ばかりになります)、のいずれかが多いのではないでしょうか。
そんななか、広島にある「あかりや」さんという照明器具店を訪ねました。新築のお家や店舗に入れるための照明をプランして販売されています。自前の照明器具を販売しているわけではないので、あくまでもお客様に一番良いように商品を選択し、プランに入れるのです。当然そうなると照明器具はこの会社から購入しなければなりませんが、それでも十分に値打ちのある選択肢になるのでは、と思いました。
最近TVコマーシャルでよく見ますが、一人ひとりに一番適した保険を探してくれる会社がありますが、これと似ていますね。どこかの保険会社とつながっているわけではないので、そのお客様に一番良いと思われるものを選んでくれるわけです。
照明器具店と言われるところもあることはありますが、こういった形態での展開をされているのは珍しいかもしれません。
ご近所のかた、いちど訪問されてみればいかがですか?
詳しくは、次のページへ。
ある新築図面に、玄関ドアの外側(上にひさしがある)でドアのすぐ上のあたりにダウンライトを2個並べてあるのを見ました。
これはどういう意味なのだろうか、とあとになって考えています。たしかにそこそこ大きな空間ではありますが、ダウンライト2個(ということは最低でも80W、もしくは80W相当の光量、あるいは60Wx2個=120W)を入れるほどではありません。40Wもしくは60Wが1個あれば十分だろうと思います。
もしかして、外の照明器具だから、突然消えると困ってしまうため、2個つけておいて1個が切れても大丈夫なようにしているのでしょうか。
暗い外から帰ってきて、鍵をあけてすぐに中に入ればいいけれども、頭の真上で120Wクラスの明かりが光っているなかに少し立っていると、目がそれに慣れます。慣れたあとで家の中に入ると、逆に家の中が暗く感じてしまうこともあるかと思うのです。
最近、リビング等にダウンライトを使うやりかたが多いように思います。以前はあくまでも「補助照明」として使われていたのが、今は部屋の中央に4個とか6個かためて設置をし、メイン照明のごとくに使うことも多いです。
今回の玄関外のものも、そんな意識でプランされたのかと思いますが、ちょっとやりすぎましたね。
と、こんなご質問をよくいただきます。
コンコルディア照明のラインナップの多くは私どものオリジナルで、それ以外のものも含めておそらくほとんどの商品は弊社でしか見ることができないと思います。オリジナリティには自信があるものの、一方お客様の側からすると、この商品は○○メーカー製で、A店でもB店でも売っているからそこでまず品質を確認し、そのうえでどの店から買うか考えよう、というような買い方ができません。
私どもではホームページでの商品案内とカタログ販売を中心に販売をしておりますが、一方で、やはり実際に商品を見て確かめたい、というお客様も多くいらっしゃるので、私どもでは 宝塚本社(兵庫県宝塚市)にショールームを設けており、また2007年春より東京銀座に小さな展示ルームを作っています。
東京展示ルームの方は完全予約制だったりしてちょっとご不便をかけたりしますが、よろしかったらどうぞご利用ください。(宝塚ショールームのほうも、土曜日のご来店には事前のお電話が必要です。) ともに、シャンデリアをはじめ各種照明器具がぎっしり詰まったスペースをご用意しています。
いやあ、気づいたらもう2012年、ほんとに早いです。
阪神大震災の1995年に創業でした。万が一東北大震災の2011年に会社を潰したら世間のみなさんに笑われるだろうな、と思いつつ一生懸命やり通し、やっとその年を終え、いよいよ新展開の2012年となりました。(自分でも何を言っているのかわかりません)
まあでも、とにかく申し上げたいのは、またコツコツと、クラシックなインテリアがお好きな人のために、あるいはあまりに研ぎ澄まされた日常に「ホッと」するような灯りを望んでおられるお客様のために、今年一年またコンコルディア照明は前進して参ります。すてきな照明器具を提供して参ります。
皆様のさらなる応援・ご愛顧をよろしくお願い致します。
店主
ことしを最後に3年がかりで年末のみ放映しているNHKドラマとして注目を集めている、司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」。今年の分は12月4日から始まります。
日本海海戦で有名な戦艦三笠(旗艦)の司令長官室の天井でシンプルなシャンデリアが2台下がっているのですが、それはコンコルディア照明がデザインし、製作したものです。
NHKでは数多くの小道具を持っていて、シャンデリアだってほとんどのものは用意できるのですが、英国製戦艦の低い天井にさげることのできる背丈の無いシャンデリアで英国的なものがどうしても見つからないということで、話がきました。
すでに3年前にこのシャンデリアは製作され、撮影もほぼ同時に終了、昨年の放映でも3回ほど渡哲也(東郷平八郎役)の頭上で輝いている様子が映っていますが、最終年のことしもあと何回か見れるのではと期待しています。
次の照明を入れていただいたお客様から、きのう喜びのコメントを頂戴しました。
http://www.christopher-wray.co.jp/pendant/p106esat/106esatpb6213.htm
「毎日、夜になるのが待ち遠しくてなりません。」ですって。うれしいじゃありませんか。照明屋冥利につきる、とはこのこと。この照明に着目いただいたお客様の目と感性にまずは感謝感謝。マンションの一室で、リビングの隣のお部屋なのですが、もしかして、リビングよりも雰囲気は良いのかな?
長さはお客様といっしょに、ああでもない、こうでもない、と言いながら、最後は「お任せします」とか言われて、プレッシャーでしたが、なんとかご満足いただけたようでホッとしました。
これからもどうぞかわいがってやってくださいね。
太陽光照明システム、ってごぞんじですか?
電力をまったく使わない照明。太陽光をそのまま部屋のなかに取り込んで部屋の照明にしてしまうシステムなのです。
本日付朝日新聞の記事によりますと、太陽の光を集光して特殊なチューブを通して部屋まで持っていき、これまた特殊なカバーが部屋全体に光を撒き散らす、そんな照明器具のことらしい。
理屈は正直よくわかりませんが、これは画期的なシステムですね。もうすでに実用化されていて、一般住宅、企業あわせて3000台以上の実績があるらしく、家庭用で例えば8畳の部屋ように設置すればおよそ25万円程度のコストになる、という。一瞬、高いと感じるかもしれませんが、光の入ってこない部屋で朝から夜まで照明をつけっぱなしだったことを考えると、結構早く元が取れる計算になるといいます。
曇りの日でも従来の照明器具であかりをとるよりも明るい、と言いますし、いわゆる天窓といわれるものよりも数段優れていて、太陽の角度で光の量が左右されにくいし、また紫外線もほとんどカットされるので、体にも安心、ということです。
みなさんもご経験があると思いますが、部屋が一番暗いと感じるのは、曇天あるいは雨天のときの昼間でしょう。これも解消されるのですね。
驚きです。
今日はなかなか貴重な経験をしました。
シャンデリアをお買い上げ頂いたお客様がシャンデリアを取りつけされましたが、その長さを微調整したのです。
小さめのシャンデリアを天井高2400ミリから下げて、最初は器具下端が床上1800ミリに来るようにしていたものを、約50ミリ伸ばしたのです。取り付けた部屋は約4畳の広さなのですが、この小さな空間で見たときに、最初の長さでは不思議に、上すぎる印象を受けました。数字上ではそんなに問題ないはずなのですが、あと数センチ伸ばしただけで、存在感が増し、いい感じになったのです。下に必ずテーブルを置く、とかだったらさらにあと数センチ伸ばしても良いかと思いましたが、とにかくやはりいつも思っていることなのですが、どんな長さにするかによって、同じ照明器具が映えるかどうか、決まるのですね。
これからも長さには気をつけてお客様とお話をしていこう、と改めて思ったしだいです。
大手ではないけど、長年電球を作り続けている某電球メーカーさんと話をする機会がありました。
この会社は昨今の省エネ電球の流れに逆行して、白熱電球をこれからも中心にしてやっていく、とのことです。もっとも、経済産業省からは、「代替できる省エネ電球が完成したら、同じ目的・形状の白熱電球は順次生産をやめてくれ」 との話がきていることもあるので、もう生産は考えておらず、輸入品が中心になるそうです。
でもなんでそんな話になるか、と言いますと。
例えばハウスメーカーさんが建売新築家屋の引渡し前に照明器具を買ってその家にとりつけた場合、同じような照明器具でも「蛍光灯」の入るものと「白熱電球」の入るものでは電球代だけでかなりの違いが出てきます。ハウスメーカーさんとしては同じようなものであれば安いほうが良いわけで、できることなら白熱電球の器具にしたいのです。
また、例えば工事現場などでは、どうしてもコストの安い白熱電球のほうが好まれるともおっしゃってました。
そんな状況があってか、この電球メーカーさんには白熱電球、それもまもなく生産中止になる普通球(一般球)の注文が多く入っているそうです。
電球の生産が中止になれば順次それを使う照明器具も生産されなくなるのは必然ですから、時間がたてばどうしてもこれらの電球はなくなるんだろうと思います。でも、たぶんそれまではきっちりとそんな隙間マーケットを狙って頑張られるわけですね。
なるほど、なるほど。
昨日のコラムの中で「色温度」のことに触れながら、全然その説明をしていませんでした。
皆さんの照明器具選びにも参考になると思うので、すこしこの色温度について。
温度、とは言いますが、これは光色を表す数値のことです。単位はケルビン(K)。
一般的に 白熱電球は2800k、ロウソクは2000K、逆に 晴天時の空は12000K、曇天でも7000K とされています。色温度が低いと赤みや黄色みを帯びた光色となり、色温度が高いと青みや白みを帯びた光色となります。住宅では 2700K~6700Kの色温度が推奨されています。
蛍光灯にもいろんな色温度のものが用意されています。昼光色のものは6700K(青白い光のもの)、昼白色のものは5000K(太陽と同じ白い光)、そして電球色3000Kとなります。
色温度が低いと、暖かな落ち着いた印象の部屋になるし、逆に色温度が高いと、涼しげで活動的な環境を作り出します。
それが色温度でした。住宅の照明では、多くの色温度をミックスさせないほうが良い、との声もあるそうです(昨日と同様の日経新聞記事)。
日経新聞に9月17日掲載された記事に照明器具に関する面白い意見があったので紹介します。
『室内照明 複数の明かりで』というタイトルの情報記事なのですが、その中の、ライティングデザイナー東海林さんという方の見方に関する部分を紹介したいと思います。
“・・・家族の心理にも影響する照明の「質」にも気を配りたい。「演色性」と「色温度」がポイントだ。 東海林さんが押すのは白熱灯。自然光で見る色味にどれほど近いかを示す演色性が高いからで、とりわけ食卓照明な食材の色味が自然な白熱灯をすすめる。電源と器具の間につないで明るさを調節できる調光器でこまめに明るさを調節すれば、消費電力が大きい白熱灯でも節電が可能だ。・・・”
そうか、だから、白熱灯を上手く使いつつ、色温度の近い蛍光灯(一般に「電球色の蛍光灯」と呼ばれているもの)などを一緒に配することができれば良いのでしょうね。
コンコルディア照明としては、省エネの観点からLEDなどでも使える照明器具を揃えていくつもりではいますが、そうは言いつつ、心の中では「本当は白熱電球のほうがきれいだけどな」と思っているので、この記事などは読むとほっとしますね。
白熱灯も頑張れ!
ひさしぶりに人気ランキングのページを更新しています。今回は過去25ヶ月にご購入いただいた照明器具の集計をしての作り直しです。
いろいろと変更、というか先日までご案内していたものと変動があるのですが、とくにその変動が大きいのはダイニングでした。一言でいうと、最近はやはり「ペンダントライト」のご利用が多くなったな、という印象です。
もちろんランキング内にペンダントライト以外にシャンデリア系のものなども入ってはいるのですが、比率としてはペンダント系の照明器具が多くなっているようです。
そして、どうやら配線ダクトレール(ライティングレール)を使用しながらのご購入が多くなっていますね。姿的にはああいうものですから、100%お勧め、というわけには行かないのですが、やはり使い勝手が良いというのが多くなった理由でしょう。まあ、自分でいうのもなんですが、綺麗なペンダント照明が下がっていれば、光り輝くガラスシェードが目線近くにあれば、わざわざ顎をあげて天井のレールを見る人は(見たとしても目障りと思う人は)ほとんどいないと思います。
最近LED電球のことを見たり調べたりしていると、メーカー名としてアイリスオーヤマというのがよく出てきます。みなさんご存じかとも思いますが、この会社は家庭内の便利雑貨や小物を作っている会社で、プラスチック製品が多いのですが、そこが今さかんにLED電球を売り出しています。そんなことが良くできるものだな、と思いますが、実はLED電球は高価格ではあるけれどもそれは部品代が高いだけで、部品さえ調達すればけっこうだれでも作れる、というのがその理由らしいです。心臓部のLED発光ダイオードそのものは別の専門メーカーが作っているのですね。だから今まで電球に何の関係もなかったメーカーさんでも参入ができます。
そんなことを考えていると、そういえば似たようなことがあるな、と思いました。それは電気自動車です。同じ「エコカー」といっても、ハイブリッドと電気自動車では全くその製造の難しさは違っていて、ハイブリッド車は技術の粋を集めた名だたる自動車メーカーしか作れないのに対して、電気自動車はバッテリーと電気モーターさえあれば誰でも作れてしまうもの。例えば、最近耳にするのは、既存の自動車のエンジンをはずしてその代わりに町工場の人が電気モーターを積み込んで改造する、などといった話です。
結局両方とも、心臓部の機械あるいは部品さえあれば、けっこうだれでも作れてしまう。でもともにその心臓部を担当している会社がこれからの流れを左右することになるのですね。
もう一つの共通性は、ともに現在は価格がかなり高い、ということでしょう。そうすると、そういった新規参入者は価格面でのメリットを謳って価格破壊をしてくるのでしょうが、その過程で一番大切な安全性がおろそかにならないか、との不安が少し出てきますね。なんとかそんなことにならないよう、官民ともに準備して欲しいものです。
とくに、照明器具の業界にとってはLEDの発達・進化は欠かせないものです。安全性や耐久性が保障されたうえでの、デザイン面、光の方向性に関する進化を望みます。
わたしどもコンコルディア照明ではシャンデリアとペンダントの項目を別のカテゴリーとして使い分けています。このときのペンダントとは、ペンダントライトの意味としていますから、おのずとこの2つは違うカテゴリーになるわけです。
ところが、じつは照明器具でいうところの『ペンダント』というのは結構幅が広く、本当はシャンデリアでさえもこのペンダントの中に含まれてしまうのです。つまり、ヨーロッパの照明器具で「ペンダント」というと、大きなシャンデリアから小さな(日本で言うところの)ペンダントライトまですべての「天井から垂れ下がるタイプの照明」を指します。
日本人がよくアクセサリーでつかう「ペンダント」という言葉も同じ語源です。上からプラプラと吊り下がっているもの、ということです。ですから、厳密には私たちが「ペンダントヘッド」と呼んでいる部分がペンダントなのです。つまり鎖部分はペンダントではありません。
まあ、でもそんなことを全て承知のうえで、コンコルディア照明ではシャンデリア部門とペンダントライト部門という2つの呼称を使っていますので、どうぞお許しを頂きたいと思います。どうしても日本での呼称に合わせるほうが皆様の誤解がないと判断したものですから。
今日で東京電力管内の節電要請が終了するようですね。
前にも述べましたとおり、ピーク時に需要が供給をオーバーしないように、というのが趣旨ですから、ピーク時すなわち夏場の昼過ぎにエアコンを落としたり、電子レンジを使わない、などというのが家庭としては主な対策でした。つまり、その意味においては照明はほとんど影響を与えていないのですが、それでもこの機会に家庭の照明をLEDに替えようという動きは活発でした。1年中24時間を通じて照明器具が使う電気量はおおむね17パーセント程度だったと思いますが、ことしの急激なLEDシフトでどれだけ割合が変動したかは注目に値しますね。
産業界のほうではこのために対策を施さなければならなかった企業も多く、収益にも影響を及ぼしたようですが、家庭その他では、案外プラスの面もあったのでは、と個人的に感じています。特に照明の関連で。
ヨーロッパの街や駅で感じたあの「すこし暗いけど、落ち着く感じ」に少しだけ近づいた感じがしたし、サマータイムの導入は個人的に賛成だし、なにより家のなかで照明を消す習慣が出てきたことです。家の中には無駄に明るくしている場所が結構あります。今回節電のために照明を消して問題のない場所がみなさん見つかったのではないでしょうか。今後もぜひその場所には照明を入れないでお過ごしいただきたい、と思っています。だって、それこそが本当に照明器具を楽しむための第一歩ですから。
今日照明プランのご相談にお越しになったお客様と話していますと、廊下の突き当たりでちょうどトイレの前にペンダントライトを吊るしてみたいのだが、とのお話。
最初はダウンライトが予定されていたようですが、もともとそんなにダウンライトがお好きでないそのご夫妻は、ペンダントライトでも良いかな、と思われた様子です。
私の答えは『大丈夫、絶対上手くいきます』。そのキッチンをでてからトイレに向かうその廊下の突き当たりには他からの光があまり入って来ず、ここは照明屋さんにとってはまさに「演出の場」なのです。どんな照明でも大丈夫ですが、なかでもご夫妻が気に入っておられたペンダントライトをお勧めしておきました。コツは明るくしすぎないことですね。ダウンライトであれば60Wでしょうが、ここなら思い切って40Wで、と考えています。
ついでに、お客様にはご迷惑だったかもしれませんが、廊下は最後までダウンライトにしておいて、いざトイレのドアを開けたときにそのお気に入りのペンダントライトが目にしっかり飛び込んでくるのも一興だとお話しました。
奥様からはそれでは両方につけたらどうかしら、とのご意見がありました。最初は両方はどうかな、と思いその旨お答えしましたが、離れ方によっては面白いかも、などと今は考えています。
シャンデリアのガラスシェードを交換したい。
というご希望がこの頃とても多いです。
もっとも考え方としてはシャンデリアだけでなく、ブラケット照明など、他の照明器具にも当てはまりますので、参考にしてください。
今日のお客様は6灯のシャンデリア(日本製)を、このたびの引越しを契機にガラス部分だけを取り替えたい、ということでした。
こんなとき、必ずお願いしたいことがあります。
1.まず一度ガラスシェードをはずしてください。このときお客様はこのガラスシェードがどんな仕組みでシャンデリア器具に接続されているかが分かります。たとえば、あるものは内ネジ式で、ガラスは内側から大きなリングのようなもので押さえ込まれています。またあるものはガラスシェードの外側からネジ3本で止められています。
2.はずしてから、内ネジ式のものについてはガラス側の取り付け穴の大きさ(直径)を教えてください。またネジ3本でとまっているものは必ずネジが止められるように少し窪んでいますが、そのガラスを机においた場合の一番上の穴の直径(外-外)を教えてください。
3.現在お使いになっている電球の種類とワット数を教えてください。
これらのことをチェックしていただいた上でお電話を頂戴しますと、話がとても早いと思います。ちなみに、上の状況をお聞きして、私どもで対応できないという場合も結構あります。
そんな時、どうしてもその器具を引き続き使いたい、という方には、ソケットから取り替えてしまうことをお勧めしています。上の状況が発生するケースでは、殆どが器具が日本製になりますが、日本製照明器具であれば、私どもで用意しているソケットに付け替えることも比較的簡単です。ソケット一個あたり2,200円頂戴しますが、交換後は私どものガラスシェードがなんでも接続可能となります。(行き帰りの送料はご負担ください。)
そんな順番でご検討をいただければ、あるいは弊社にご連絡をいただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
太古の昔の「火」の発明(発見)、焚き火⇒灯火⇒ろうそく⇒ガス灯⇒電球 と光は移り変わってきました。これらのおかげで、夜でも昼とおなじように私たちはものを見ることができるのです。
さて、ものを見る道具、という意味で照明器具を定義するならば、じつは他にもいろいろと道具があることに気づくでしょう。
たとえば、レントゲン写真、エコー検査機、CT、MRI など、昼間でも見えないもの、人間の目では見ることが出来ないもの、でも実在するもの、を見ることができるものがあります。あっ、そういえば電波望遠鏡なんかもこれの仲間かな?
これって、ある意味では照明器具と言えないか、と最近ふと思ったしだい。
どうです? 光もレントゲンで使われるエックス線も、同じ電磁波の仲間ですからねえ。
現在、そんな電磁波をつかって微細なものを研究するとか、もっともっといろんなものが開発されていると聞きます。ほんとに、人間の目で直接みれるもののほかにこういった器具を経て見えてくるものが増えてくるのは間違いないと思います。
先週、ダイニングテーブルの上にペンダントライトをつけたい、ということでお客様とお話をしました。
私どものガラスシェードの下端が床上約155cm、テーブル面から80cmくらい離れたところにくるようにしたらどうでしょう、といいながら帰っていただきました。天井高が240cmでしたので、結果的に天井面~ガラス下端の「全長」が約85cmということになるでしょうか。
ところが、そのお客様は最終的にご注文をいただいたとき、あと20cm長くするようにとのご指示を頂きました。一緒に計画を進めているインテリアコーディネーターの方が進めてくれた長さだそうです。
ということは、ガラスシェードの下端が床から約135cm、テーブル面から約60cm、ということになります。
正直、「また来たか」と思いました。
『ペンダントライトをテーブル面から約60cmあけて吊りましょう』 ということが、インテリアの教科書に書いてあるのです。
なるほど、テーブル面から60cmというのは、私たち照明器具を販売するものにとっては理想的な高さです。テーブルに座った人に照明器具をこんなに近くから眺めてもらうなんて、照明の販売者としてはうれしいかぎりです。
でも、本当にこのコーディネーターさんは床上135cmまでガラスシェードが下がっている空間を知っているのでしょうか。椅子に腰掛ければたしかに理想的な高さかもしれませんが、その近くでテーブルセッティングしたり片付けたり、横を通ったりすることは想定してはいないでしょうね。
まさに、教科書どおりに『丸暗記』。 これではいけない、と私は思います。全てのコーディネーターさんとは言いませんが、マニュアルどおり、教科書どおりに進めてしまうやり方は止めていただきたい。自分でメジャーを持って計りながら、考えながらプランをしなければいけません。
レストランであれば座った状態だけを考えれば良いです。でも、こちらは一般住宅だということ。リビング側からの視点、キッチンに立った人からの視点などなど、いろんなことを考慮しながら組み立てて欲しいものですね。
前回、国別の消費電力量(一人当たり)の話をしました。
アイスランドが世界一だったので、あれだけの寒さから身を守るために電気を使っているのだろうか、普通は石油系の暖房だろうけど。などと考え、もう少しだけ調べました。
そうすると、やはり基本的に暖房のための電力消費だということがわかりました。家の暖房は電気で暖めた温水によってなされます。化石燃料は燃やしていません。
一方その電気を何で作っているのか。
7割が氷河を使った水力発電、3割が地熱発電だそうです。ここでも化石燃料は使っていません。ふんだんに電気を作り、他国に売る余力も持っているとのこと。
すばらしい!! 地熱発電などは日本でも大いに参考になりそうですね。
化石燃料を使わずに環境にやさしい電気を作り消費する・・理想ではないでしょうか。
ところが・・・
よく数字を見てみると、世界一のアイスランドは一人当たりの電力消費が日本人の4倍以上になっています。人口が少なく密集していないであろうという弱点を差し引いても、あんまりな差ではないでしょうか。
上に述べた暖房のための消費電力がすさまじいのかもしれませんが、それにしても4倍というのは・・・?
もしかして、これは賞賛と同時に、もっともっと「省エネ」の余力があるのでは、と思ってしまいます。地熱発電のノウハウを日本は頂戴し、そのかわり省エネ暖房、省エネ家電などなど、省エネのノウハウ・技術をアイスランドに差し上げてはいかがでしょうか。
昨日テレビを見ていたら、韓国の一人当たりの電力消費量がすでに日本のそれよりも十数パーセント多くなっていて、最近は隣国の「節電」騒ぎを見ながら反省をしているらしいのです。
へぇ?と思って調べたら、韓国はここ30年ほどものすごい勢いで消費量が上昇しています。一時おそらく経済危機のときに落ち込んだくらいで、そのほかは一直線に右肩上がり。2000年過ぎには日本を追い越して、そして現在上のような状況になっているらしいですね。
日本の場合は、ちょうど高度成長期にかかるころ蛍光灯が普及しはじめました。欧米では家庭では一般に使われない蛍光灯が、日本では何の抵抗も無く各家庭に入っていきました。「明るい」=「繁栄」、「明るい」=「自慢」だったのです。照明器具といえば、それまでは一間に白熱電球一灯だったものが、それからはどんどん明るい照明器具に変わっていきました。
それに対して、最近よく思うのは、アジアの各国で「エアコンの効いた部屋」=「繁栄」、「エアコンの効いた空間」=「自慢」という方程式があるんだろうな、ということです。
ためしにまた調べてみる(世銀調べ)と、カタール、バーレーン、クウェート、UAEあたりが年間1万kwh以上を消費していて、これがアメリカと同等かそれより上位に。日本は8千kwh台で、その上下に韓国や台湾があります。中国は地域差があるので上位には現れませんが、おそらく南部の都市は相当上になるでしょうね。
ちなみに、トップ3はアイスランド、ノルウエー、カナダがここ数年変わらずに君臨。メチャクチャ寒いからでしょうか。あくまでも電力量の消費なので、燈油などは入っていないと思うのですが。
最近 偶然にもこの建築家の名前を耳にすることが多いので、すこしヴォーリズ建築に関することを書きます。
ことしの春、古い友人が滋賀県彦根の近くにある豊郷町に住んでいるのですが、久しぶりに会いたくてかの地を訪れました。このあたりは古くからの土地で、琵琶湖の恵みを生かした産業も多く、また商人(近江商人)が育つ土地としても知られています。伊藤忠商事と丸紅を作った伊藤忠兵衛さんもこの地方の出身です。
そして、豊郷といえば、豊郷小学校。ヴォーリズ氏が設計したこの建物を数年前に老朽化を理由に町長が取り壊しを決定し、それに町民が大ブーイングを起こして、結局小学校ではなく別の施設として利用されることになりました。(結局今はアニメの殿堂のような建物になっているようで、それが本当に良かったのかどうかは意見の分かれるところ、らしいですが。)
私は兵庫県に住んでいるのですが、この近所のミッション系の学校(とくに関西学院)にはヴォーリズ建築がいくつか残っていて、その関係で関学出身の知人は毎年メンソレータムの近江兄弟社(これもヴォーリズの作った会社と聞きました)を訪れているらしいです。
で、そんな私が今月になってたまたま通りがかった近江今津市にあるヴォーリズ資料館に行ったのは当然でしたが、その数日後になって、あるお客様からお納めした商品についての感想が寄せられ、その文章になんとまたヴォーリズのことが書かれていたのです。
このお客様はヴォーリズ建築のなかでも施設のほうではなく、一般住宅のほうにご興味があるようで、京都の駒井邸に憧れをお持ちだそう。その雰囲気を目指していくうちに、私どもの照明器具に目が留まり今回ご注文を頂いたのです。そして、そのかもし出す雰囲気がとてもお気に召したと書いていただきました。北海道出身で今は東京に押すまいのお客様でした。
豪華ホテルに使ってある照明器具も扱ってはいますが、今回のようにヴォーリズ建築に合いそうな照明を評価してもらったことは本当にうれしく感じました。
昨日の新聞でこんなニュースを見ました。7月の後半にガクンと販売個数が減ったそうです。
6月には白熱電球よりLED電球の方が販売個数で上回った(金額ではとっくに上回っていますが)、というニュースを聞いたばかりなので、ちょっと意外なのですが。
でも、なんとなくこんな風に感じました。
1.前から申し上げているとおり、LED電球はいまだ発展途上です。光のすべての方向に向かうわけではなく、放熱板の部分がまだまだ大きくて、はっきり言って不細工です。
2.でも、CO2削減・省エネの流れに乗って順調に浸透してきたLED電球が、3月の震災と節電要請によって加速度的にその普及スピードをアップしました。たぶん、その担い手は、「お金のある」「社会貢献をしたい」人たちだったと思います。
3.新聞やテレビで盛んに報道されましたから電気店に向かいます。で、売り場にいくと実はそんなにどこにでもLED電球が使えるわけではないと知ることになります。明るさもまだすこし足りなかったりして。でも、前向きな人たちがひととおり買えるだけのLEDを買いますと、そのあとにどっと皆が続いてる、というわけではなかった。
のではないでしょうか。
値段もさることながら、使える照明器具はまだまだ限度がありますので、これも前から申し上げている通り、メーカーさんにはどんどん努力してもらって、良いLED電球を開発・販売してもらいたいものです。
そうすると、少々高くても、人はどんどんLEDに流れると思うのです。
エコのため、節電のために、家の照明器具すべてに省エネ電球をつければいいじゃないか、と思っている方、もしかして間違いをおかすかもしれませんよ。
つまり、省エネ効果だけで電球を選んでしまっていいのかな、ということです。だからまずは基礎講座から。
蛍光灯:
最近はかなりコンパクトになりましたが、蛍光灯にはかならず安定器とよばれるプラスチックの部分がありますので、そこからは光が発せられず暗くなる部分があります。
それから、発光のしくみ上、かならずガラス面は白くフロスト状になります。クリアなキラキラした光は生まれません。
また、これも最近はよくなってきていますが、スイッチを押してから100%の光量になるまで若干時間がかかりますし、基本的にON/OFFを繰り返すと寿命が縮みますので、たとえばトイレなどには本来適しません。
反対に、先ほども言いましたが、最近の蛍光灯は安定器部分が小さくなってずいぶんと形がよくなってきました。さらなる発展を望むところです。
LED電球 :
だんだん改良されてはいますが、直下の明るさと横方向の明るさがかなり違うし、上方向には光が殆ど向かわない、という弱点があります。ルーメンで表記され区別されるため、これまでと同様の光を得ようとしたときに適した電球が選びにくいし、基本的にあまり強い光量を確保できるLED電球は作られていません。あとは、最初の頃よく言われた、電磁波の影響で健康を害することがままある、ということが弱点といえるでしょう。
でも、逆に特徴はとにかくエネルギー消費量が少なくて済むし、寿命も長いということでしょう。(寿命に関してはまだ誰も実証はできていませんが。)さらに、色が変えられたり調光が出来たり、といった電球自体が電子機器のような能力をもっているのが特徴ですね。フロスト面からの光だけでなく、クリア面を通した光も作れるので、キラキラ感も実現できます。
LED電球はとにかく発展途上です。まだまだ進化すると思います。めいっぱい期待しながら行く末を見守りたいと考えています。
白熱電球 :
これは皆様十分にごぞんじのもの。とにかく今やエネルギー効率が悪い、と言われています。欠点はただこれだけ。
逆に言えるのは、とにかく美しい。安らげる、ほっとできる。温かみがある・・・ ということでしょう。どの方向にも光は届きますし、いいことは一杯なのですが。いかんせん、エコじゃない。つらいところです。
以上
最近よくお客様から、「白熱電球ってもうすぐなくなるんでしょ?」 と訊かれます。
が、答えは「NO」です。
詳しくは下のページに掲載したレポートをご覧いただけるとありがたいですが、簡単に言うと、「省エネ電球で完全に代替できる」とされる白熱電球は製造をしなくなるけれども、「完全に代替できない白熱電球」はこれまでどおり製造される、ということです。
http://www.christopher-wray.co.jp/report/hakunetsu2.htm
代替できるものの代表はいわゆる「普通球/一般球」と呼ばれている、一番よく見るなすび型をした電球(白い電球)です。これについては大きさも形も明るさもほぼ同等の蛍光灯がすでに存在しているので、完全に代替できるわけです。実はこの白熱電球を蛍光灯に変えるだけでも、相当量のCO2削減効果があります。それだけこの電球は使用量が多いということです。
逆に、たとえば同じ普通球でもクリア電球については継続製造です。なぜなら、形は同じでも、蛍光灯では透明の電球は作れないからです。もしかして将来LED電球としてこの代替品(クリアなもの)ができるかもしれませんが、そのときにはこの白熱電球はおそらく製造されなくなるのでしょう。まだかなり先になりそうですが。
具体的に言えば、東芝ライテック社の場合、製造中止したものは次のとおりです。
普通球(白・シリカ)、ボール球、セミホワイトランプ、パステルカラーランプ です。その他は現時点ではすべて継続して製造です。
コンコルディア照明の器具に関係のありそうなものとして、
クリプトン電球、シャンデリア電球、小丸電球、普通球(クリア球) がありますが、すべて継続製造とされています。
もちろん、コンコルディア照明の器具にはLEDや蛍光灯の省エネ電球もお使い頂けます。正直言ってまだ美しさの点で白熱電球には劣りますので、どの程度使うべきかについて、ご家庭で検討されたらどうかと思います。たとえば、ベースの8-9割は省エネ電球とし、『1日の疲れをとるための明かり』として一部に白熱電球の照明器具を残す、といったやり方が一番現実的なのかもしれないと考えています。(このあたりの考え方については次回に。)
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白楽天山は他の山・鉾と同様にすばらしいタペストリーで飾られています。
とくに前掛け(進行方向前面の飾り物)は有名で、16世紀ベルギー製の「トロイ落城」をモチーフにしたものだそうです。あのトロイの木馬は描かれていませんが、ホメロスの叙事詩で有名なお話ですよね。
一方進行方向に向かって左の胴掛けの題は「農民の食事」というらしく、17世紀フランスのものだそうです。そしてわがconcordiaの文字はその胴掛けの上に垂らされた別のゴブラン織りの中にあります。concordiaの文字の上には美しい女性が描かれていて、彼女は他の妖精風の女性に囲まれながら手のひらの上にお城を載せています。(この女性と『調和』がどう関係するのかはわかりません。)
それから、同じ絵の中、左側には別の文字「ivstitia」が見えます。これももちろんラテン語ですが、これは比較的分かりやすく、別の表現をすれば iustitia であり、英語になると justice、つまり『正義』となります。これも女神であるらしく、ivstitia もしくは iustitia で調べると、天秤を持った女神像がでてきます。裁判所などに飾られるあの像も同じものを持っていますね。
とにかく、この横長の垂れ幕には調和と正義が表現されているのだろう、と「想像」されますが、あまり詳しいことはわかりません。
さて、そうこうするうちに 2011年の7月17日がやってきました。今日はいっぱい写真を撮ってやろうと早朝から京都に出かけまして、四条通りで白楽天山を待ち受けました。
ところが、ところが、大ショック!!
ことしはこの横長の垂れ幕が昨年と違っていたのです。
ことしの写真をご覧ください。「農民の食事」はそのままなのですが、上の部分が違うのがお分かりいただけるでしょうか。
左が2010年のもの、右が2011年のものです。
私は大慌てで山の先頭を歩いている着物姿の男性に声をかけ、理由を尋ねました。そうしましたら、「昨年は朝方雨が降ると予報があり、雨にぬれても良いほうを胴掛けの上にかけたのです」とのこと。結果は昨年は梅雨明けの快晴だったのですが、そうすると2006年の大雨の際に同じ垂れ幕が使われて、その後3年間私が走り回って探しても見つからなかったことの説明がつくわけです。
結局6年がかりでconcordiaの文字との偶然の遭遇からロゴ確立、そして検証までを行ったというわけで、でもおかげさまでとてもすっきりしました。
私個人的にはconcordiaの文字の入った垂れ幕が雨用の準レギュラー扱いなのがちょっと恨めしいですし、正直こちらのほうが今のもの(レギュラー版)よりすばらしいとは思うのですが。
コンコルディアの由来(了)
やっと見つけました! 2010年7月17日です。
白楽天山の胴掛(サイドにかけられる飾り物のこと)としてかけられたタペストリーの上部にはっきりと、「concordia」とあります。追いかけたのですが、狭い狭い新町通りなので白楽天山はあっさりと向こうに行くし、こちらは観客を掻き分けかきわけなので、えらい苦労しましたが、なんとか数枚の写真も撮りました。
前に見たのが2006年で、それも大雨のなかでしたから、おぼろげに記憶していたものとはかなり違っていましたが、ほんとによかったです。これでやっと社員にもCONCORDIAの由来を話してあげられました。(見つけるまでは、なんともぼんやりした話ですからね。)
まあ、白楽天山とまで分かったのですから、詳細やアップの写真は来年、つまり2011年にもう一度ゆっくり撮影しよう、と思いつつその日は帰途につきました。
問題は、さて祇園祭で見た『山』(山車のこと)がはたしてどれだったのか、ということです。
大雨のなかでカサをさしながら『concordia』の文字を見たのはほんとに一瞬のことで、それをメモしたころにはもう大粒の雨の向こうにその山は行ってしまいました。家族をほうっておいてそれを追いかけるわけにもいかず、ましてやこのconcordiaが私たちのブランド名になるとは決まっていませんでしたから、当然のようにその2006年の祇園祭はそれで終わったのでした。
さて、翌2007年から、2008年、2009年と、毎年(2008年などは宵山もふくめて2度)京都に通ってこの山を捜し歩きました、が、なんと全く見つけることができないのです。
祇園祭はいわば「concordia」の文字と遭遇したきっかけですから、そんなに大げさな意味は無く、見つからなくてもイイや、と心の片隅では思いつつも、なんともすっきりしない7月17日を毎年すごしておりました。
そして、2010年。昨年のことです。
祇園祭というのは、たいていがまだ梅雨の明ける手前で、それも梅雨の最後の雨(結構強めの雨)にたたられることが多いのですが、この年は17日がまさに梅雨明けのその日。むちゃくちゃ暑い日でした。
暑いので新町通りで壁にもたれながらぼんやりと巡行を見ていた私の目に、なんとあの「concordia」の文字が!!
これがそのときに撮った写真です。
それからいろいろと調べものをしましたが、concordia はどうやら『調和』とか『協和』の意味だと分かりました。また、ギリシャ神話の時代に、水のみ場をめぐって争っていた鳥たちを鎮めるために水のみ場に錫杖(しゃくじょう)がたてられ、その後鳥たちは争いなく水を分け合ったとの故事とも関係するようです。「心をもって」とか「こころから」にも通じるわけですね。
で、これは新しいブランド名にいいな、と思いました。すこしぎくしゃくした日常生活のなかでも、私たちの照明器具を使ってもらうことにより「調和」の世界の手助けができればうれしいじゃないか、ということです。
そういう経緯で、私たちの名前『コンコルディア照明』は誕生しました。ロゴも作りたいと思い、鳥たちが水のみ場に立つ錫杖のまわりで仲良くしている様子をあらわそうという意図で製作しました。(このホームページの先頭にあるロゴのことです。)
なかなか良いネーミングだったと今でも誇りにしていますが、じつはその後もけっこう大変だったのです。

