シャンデリア
どうしても実物を見てから決定したい、というお客様のために作った、ほんとに小さいけれどもシャンデリアやブラケット、ペンダントライトなど照明器具がぎっしり詰まった,東京・銀座の展示ルーム。HPの写真だけではわからない、色合い・質感・醸し出す雰囲気などなど、隠された情報がいっぱいつまったこの小さな部屋にどうぞお越し下さい。
東京・関東以外にお住まいの方が東京においでになったときにも、ついでにご覧いただけるよう、東京駅からタクシーで5分くらいの距離に設けています。よろしければご利用ください。
予約を頂戴した方しか入ることができない、などちょっと変則的なシステムなので、案内ページをご覧いただいたうえでご予約ください。スタッフ一同、こころよりお待ちしております。
もちろん、兵庫県宝塚市の本社ショールームでも皆様を歓迎致しております。
ことしを最後に3年がかりで年末のみ放映しているNHKドラマとして注目を集めている、司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」。今年の分は12月4日から始まります。
日本海海戦で有名な戦艦三笠(旗艦)の司令長官室の天井でシンプルなシャンデリアが2台下がっているのですが、それはコンコルディア照明がデザインし、製作したものです。
NHKでは数多くの小道具を持っていて、シャンデリアだってほとんどのものは用意できるのですが、英国製戦艦の低い天井にさげることのできる背丈の無いシャンデリアで英国的なものがどうしても見つからないということで、話がきました。
すでに3年前にこのシャンデリアは製作され、撮影もほぼ同時に終了、昨年の放映でも3回ほど渡哲也(東郷平八郎役)の頭上で輝いている様子が映っていますが、最終年のことしもあと何回か見れるのではと期待しています。
今日はなかなか貴重な経験をしました。
シャンデリアをお買い上げ頂いたお客様がシャンデリアを取りつけされましたが、その長さを微調整したのです。
小さめのシャンデリアを天井高2400ミリから下げて、最初は器具下端が床上1800ミリに来るようにしていたものを、約50ミリ伸ばしたのです。取り付けた部屋は約4畳の広さなのですが、この小さな空間で見たときに、最初の長さでは不思議に、上すぎる印象を受けました。数字上ではそんなに問題ないはずなのですが、あと数センチ伸ばしただけで、存在感が増し、いい感じになったのです。下に必ずテーブルを置く、とかだったらさらにあと数センチ伸ばしても良いかと思いましたが、とにかくやはりいつも思っていることなのですが、どんな長さにするかによって、同じ照明器具が映えるかどうか、決まるのですね。
これからも長さには気をつけてお客様とお話をしていこう、と改めて思ったしだいです。
それから、日ごろから照明器具を扱っていて、もう一つ不思議に思っていることがあります。
それは、シャンデリアなどは空中に浮かんでいて触っているわけでもないのに、見ただけでその重さが分かる、ということです。いかに重厚そうに作られていても、中が空洞であれば、その重みは見たものに伝わってきません。写真などで撮った照明器具を見ているとそんな違いは分からないのですが、実際に目で見ると、やはり分かるのです。
見かけだけ似せておいて、コスト削減のために金属の厚みを減らす、というような手法を見かけることがあります。あれっと思って持ち上げてみると、やはり軽い。わかるんですねぇ。
もちろん、照明器具は重ければ良いということでは全くありません。ただ、重厚感があるように見せようとしてズルをしてはいけないということです。
軽いものなら、デザインや仕上げもはじめから軽やかに参りましょう。
先日ショールームにお越しになったお客様が、「某社の照明器具は、4.5kgと書いてあったのに、すごく軽かった、ほんとにそんなにあるのかしらね」、とおっしゃったので、「どうですか、お米の5kg袋を持たれたことがあるでしょう? それと比べてどうでしたか。」とお答えすると、「そうよね、4.5kgって、かなり重いものよね。あの器具の重量表示はやっぱりウソね。」とのこと。
みなさん、重量というのはなかなか目に見えないので、把握がなかなか難しいようです。
たとえば奥様の体重が45kgとしましょうか。ご主人の背中に乗せてもらって歩いてもらうことができますし、あるいはご自分の二本の足ですたすたと動くことができる重さ、と了解されていることと思います。
だから、たとえば、アームが10本ほどで直径80cmほどの大きくてしっかりした造りの真鍮製シャンデリアなんかをご覧になると、重さを50kgくらい、などと推定されることが多いです。ご自分の体重よりも少し重いんじゃないか、というような感覚なのではないでしょうか。
でも、もちろん個別に重さは違うのですが、上に述べたようなシャンデリアだと、たいてい10kgから25kgくらい範囲におさまる重さです。50kgと言いますと、直径が1mを超え、アームが3段になっていて、合計20本くらいあるようなシャンデリアになります。
暑い中、本日お客様がアンティークのシャンデリアを抱えてご来店になりました。メダリオンにつけたけれども、引掛けシーリング式にしたために、シャンデリアのフランジがメダリオンにぴったりくっつかないで、隙間ができてしまう。これを修正して欲しいというお話でした。
まあ、世の中にはいい加減なアンティーク業者がいるものだ、とあきれるような不細工な仕上げでした。最初から絶対に3-4cmの隙間が出来るやりかたでした。こんなことなら引っ掛けシーリングキャップをわざわざつけないで、お客様にきちんとゴメンナサイを言うべきでしょう。
かわいそうなのはお客様ですね。
たまたま私どもではそのアンティーク照明にあう色のフランジを持っていましたから、それを使って「本当の」引掛けシーリング対応フランジをご用意しましたが、いつもいつもこんなにうまくいくとは限りません。
アンティークショップのみなさん、照明器具を扱うのが難しいのは理解してますが、どうかいい加減なことをしてお客様を泣かせないようにしてくださいね。(きちんと対応されているショップも存じ上げているので、すべてのアンティークショップがダメというわけではありません。念のため。)
そして、最近のことなのですが、このプラスチック製の筒が徐々に少なくなってきています。理由は2つかと思います。
ひとつは、昨今の天然素材ブームということでしょうか。土に還る素材ということで、紙が増えてきました。見かけはよくわからないくらい似せてありますが、さわるとわかります。
もう一つは、熱に対する劣化の問題かと思います。質の良いものであればあまり問題にはなりませんが、同じプラスチックでも種類によっては長時間電球の近くにあるだけで劣化して、ボロボロと粉状になり削れてくる、ということもあったのです。その点において言えば、紙のほうが強いですね。
近頃良く見かけるのは、この筒の部分が金属製のものを使った照明器具です。ここ2-3年流行したキラキラ系のシャンデリアでよく使われています。上のような悩みはありませんが、いかにも味気ない雰囲気ですね。
私どもでは現在、この筒のみを販売できるよう準備をしています。まだプラスチックになるか紙になるか、分かりません。決定したらまたこのHPでお知らせいたします。
シャンデリアにはろうそくの筒に似せたソケットがあって、それにシャンデリア球と言われる電球が使われることが多いのですが、今回はそのろうそくの部分についてのお話。
昔々、ここにはまさに蝋燭が使われていたわけで、そのために後になって電球が出来たときにもできるだけそのイメージを損なわないようにと、電球は細長く炎の形にし、ソケット部分はろうそくになったというのはお分かりいただけると思います。
さて、そのろうそくの中は、と言いますと、当然これは照明器具ですから、電球を受けることができるようにソケットが入っています。通常のソケットは背が低いので、特別に背の高いソケットを用意し、その外側にろうそく状の筒をかぶせますと、まるで本当のろうそくのように見える、というわけです。
ろうそくの筒の部分は、このシステムがスタートした当時は「紙」「瀬戸物」が主流でしたが、その後プラスチック製になりました。シンプルな筒もあれば、ロウが垂れた様子を再現しているものもあります。
シャンデリアのアームの本数はもちろんいろいろありますが、コンコルディア照明で多いのは3本、5本の奇数です。6本もありますし、4本もありますが、少数派です。
理由はこういうことです。
チェーンで吊られるタイプのシャンデリアは、吊ったあともちょっとしたこと(触れたり、風を受けたりして)で、向きが変わります。はっきりと四角の形をした照明器具がテーブルの上に飾られたときには、どうしてもその方向とテーブルの向きが折り合いよく並んでほしいものです。ですから、けっこう神経を使ってその照明器具の向きをそろえるわけですが、先ほども言いましたように、なかなかそのまま固定はされません。
それに引き換え、3灯タイプや5灯タイプの場合はそんな心配は要りません。どんな向きに吊ってもぜんぜん不自然ではないので、だからこれらが主流になってきたのです。
4灯タイプならまだ良いのですが、2灯のシャンデリアの場合はどうでしょうか。これはなかなか固定はできないですよね。
2灯タイプのシャンデリアが少ないのはそういう理由です。でも、この2灯シャンデリアもきれいに設置されると格好良いものです。
昔はこのタイプが結構多かった(弊社でも何種類か扱っていました)ですが、最近はほとんど見なくなりました。昔の施工例などを見て、懐かしく思い出しています。
最近、わけあって、今話題のNHKドラマ『坂の上の雲』をくわしく観ています。
なぜかというと、ドラマの時代すなわち、日清戦争から日露戦争というのは、照明器具の歴史からみても結構興味深い時代だからです。
かなり大雑把に年代を並べると、1880年にエディソンが電球を発明、1895年日清戦争、そして1905年に日露戦争、ということになります。
12月20日の放送では日清戦争が開始されました。つまり、1895年の前後なのですが、そこで出てきた照明器具は、まずキラキラのクリスタルシャンデリアと、ビリヤード用の下向き布シェードを使った照明。
最初のキラキラクリスタルは、ちょっとクエスチョン。だって、全部がガラスかクリスタルでできたシャンデリアは、その時代には無理です。クリスタルが下がっていたシャンデリアは山ほど使われていたけど、アームはかならず真鍮等の金物であったはずです。アームまでがガラスでできたシャンデリアはもっと時代が下ってからでしょう。
残念!
あるアンティークショップさんから、どうしても、ということで相談を受けました。
アンティーク照明のシャンデリアがあるのだけれど、ロウソクの形のソケット部分が古くて使えないので、新しいものと取り替えたい、とのご要望です。
以前から、古い照明器具にはあまり手を出さないようにしよう、と思っていたのですが、それは電線などが古くなっているものを下手にさわると、収拾がつかなくなることが多い、というのがその理由でした。それに対して、今回はそのソケット部分だけをこちらで用意すれば良いというお話でしたので、乗ったのですが・・・
でもやはり難しいものです。
なぜかと言うと、そのソケット部分を固定するのが難しいのです。とくに古いものは、現代ものと共有できる部品がないため、けっこう無理をしないと(はんだとか、接着とか)、もとの本体とソケットを接続・固定できないのです。
まあ、今回は数が限定されていたので、その部品を探し出しておつけします。なんとか上手くいくと良いのですが。
今週あたまを悩ませ続けたのが、某美術館の改装にかかわる照明器具の選定および修繕です。
この美術館は築70-80年らしくいったん閉鎖をして、この秋に近代的な別棟にて新美術館としてスタートしました。
で、この古い建物を引き続き記念館として存続させるための作業が始まったというわけです。これまでは美術館でしたから、最初に使われていた照明器具はかなり暗いものでしたが、そんなことはおかまいなしで、ピンスポットを当てながら、あるいは展示ケースを照らしながら展示品を見せていました。
今回、そのスポットライトと展示ケースをはずし、一部食堂としても使いたい、とのことですから、明るさの問題がクローズアップされています。とるべき道は大きく3通り。
1.クラシックな照明器具で、雰囲気の合うもので、かつ明るさが確保できるものを選ぶ。
2.現在の照明器具をそのまま使って、電球を明るいものに入れ替える、あるいは蛍光灯に入れ替える。
3.現在の照明器具をまったくさわらないで、スポットライトなど、補助の照明を入れる。
ということだろうと考えますが、まずこのお屋敷は某氏旧邸宅であり今回その記念館に改装するという趣旨からすると、まず3ははずれ、できれば2で行きたいというのが関係筋の意向でしょう。
なかなか素晴らしい照明器具、なかでもシャンデリアが使われていますから、その方向で進められればとは思っているのですが・・・
コンコルディア照明では8割が真鍮製品、のこりが鉄あるいはほかの素材の照明器具となっています。真鍮製はどうしても鉄製に比べて割高になりますが、いろんな良いところがあると言われています。
その一つが「サビ」に強い、ということです。鉄と同様に真鍮も錆びますが、そのサビは表面にとどまり皮膜化しますから、中まで浸透することはなく、つまり照明器具の機能まで侵すことはないのです。
数日前に初めてのお客さまから、ご自宅のシャンデリアの一部が色変わりしているので見て欲しい、と写真が送られてきました。聞けば数ヶ月前に2階から水漏れを起こして、その水の一部がシャンデリアの中を通ったのではないか、とのこと。
見れば、明らかにサビでした。黒くなっていたので、材質は鉄、金色に見えているのは金メッキなのでしょう。残念ながら、弊社としては何も手助けできませんでした。
真鍮製の照明器具だったら絶対大丈夫とは言えなかったけど、やはりこういうところで、材質の違いがでてくるものだな、と改めて思い知らされたしだいです。
メダリオンをつけようと思うとき、もう一つの悩みは「大きさ」だろうと思います。インテリアの本を読むと、だいたい「選んだシャンデリアの直径よりも若干大きめのものを選びましょう」と書いてあります。直径50cmのシャンデリアなら60cm、というくらいの感覚でしょうか。
一般的な住居の場合、あるいは一般的に想像されるシャンデリアの場合はそれで問題ないと思います。
でも、背丈が低く天井にかなり近づけてシャンデリアを設置する場合はどうでしょうか。このときはシャンデリア直径に対してメダリオン直径がほぼ同じかほんの少し大きいくらいがちょうど良いのです。
逆に、吹き抜けの玄関ホールなどにつける場合は? そのときは、もちろん天井とシャンデリアの距離にもよりますが、最大2倍くらいのメダリオンをつけてもおかしくない場合があります。教会の会堂などでも自然とそうなっているように見受けられます。
つまり、下から見上げて、シャンデリア直径とメダリオン直径がバランスがとれていればいいのですね。絵画でいうところの「遠近法」でしょうか?(ちょっと違うか・・)
まあ、なにごともマニュアルまかせではなく、そのマニュアルができた理屈を考えてみる、ということです。
メダリオン、といってシャンデリアその他照明器具を吊るすとき、天井に円盤状の飾りをいれることがあります。もともとはしっくいで天井に形づくっていたのですが、いまではすっかり簡素化され、ファイバーボード(石膏)から、最近はポリウレタン製のものまであります。出来合いのものを天井に基本はボンドで貼り付ける、ということだそうです。見た目には全くわかりませんから、それで十分だと思います。
最近はよくネットショップでも売っています。
ところがお客さまにお聞きすると、じつはこのメダリオン、そんなに簡単でもないらしいのです。(ちなみに、弊社ではメダリオンは扱っておりません。)
問題はどうやら二つです。今日はそのうちの一つ。
それは、「誰が設置するの?」ということなのです。電気屋さんとしては、結構しんどい作業、というか、まったく慣れていない作業なのです。どうやって貼り付けたらいいのか分からない、絶対汚してはいけない、天井面との色の違いにどう対応したらいいか分からない、などなど。
一方、工務店さん側にも。(たいていは、工務店さんのほうでメダリオンの設置はしているようですが。) それは、取り付けるシャンデリアの天井側の形状によって微妙に穴のあけ方とかが違ってくるので、器具をしらないまま工務店さんが設置するのも、ちょっとだけしんどいようです。
まあ、ベストは、工務店さんというか、大工さんと、電気屋さんがいっしょにやるのが良いのでしょうね。
ここ数ヶ月で3回、取り潰し予定の建物に飾ってあるシャンデリアを買わないか、とのオファーを受けました。それも、揃いも揃ってでかいシャンデリアばかりです。
うちでは中古品の売り買いはやっていないので、仲介をするくらいのことしかできませんが、それでもこの多さはなんでしょうか。
昨年からの大不況が間違いなく影響しているのだろう、ということのほかに、そういったバカでかいシャンデリアが以前ほど人気がなくなったということも理由として考えられます。小さいものならば、値段しだいでは引き取り手もありますが、大きなものはやはり建物の建設そのものもそれに合わせておかなければならない、ということがありますし。
そういえば、そもそも照明器具の中古販売市場そのものがありませんね(アンティーク以外では)。家具ならばいっぱいあるので、照明器具でも存在してもよさそうですけど。
今日のなぞかけ。
「1985年甲子園の バース、掛布、岡田の連続ホームラン」 とかけて
「昔ながらの理髪店」 ととく。 そのこころは・・・
「サンパツヤ~」
家の中の照明器具用の昇降機って、どんなときに必要なのでしょうか。少し考えてみましょう。
たとえば10畳の吹き抜け空間。壁の照明もありますが、この空間の明かりをとるには、8灯や10灯のシャンデリアはたぶん床上2m50近辺に下りてくる必要があるでしょう。もしそれ以上大幅にシャンデリアが上に行ってしまうと、明るさが取れません。普通の天井ならばダウンライトで補助のあかりが確保できますが、この場合はそれもできませんし。
また、この部屋に入った人からこのシャンデリアがぱっと目に入るようにするためにも、そんなに上にあげてしまうのは得策ではありません。たとえば、ホテルの宴会場のシャンデリアって、よほど興味をもって見上げないかぎり、ほとんど印象に残ることがない、という経験は皆さんお持ちだと思います。できれば、顎を上げなくても自然にその照明器具が目に入るようにしたいものです。特に、そんなに広くない空間では。
そうすると、なんと電球の入れ替えや掃除は、脚立で事足りてしまうことになります。とくに照明器具用に昇降機を用意する必要は無いのです。
もちろん、ケース・バイ・ケースです。いろんな条件を勘案しなくてはなりませんが、吹き抜けの照明器具には昇降機が欠かせない、と考えるのは間違いだ、ということはお分かりいただけると思います。
今日のなぞかけ。
「六者協議のメンバー」とかけまして
「大阪落語の桂一門」と解きます。 そのこころは・・・・
「『米朝』のことが気になります」
格天井=「ごうてんじょう」と呼びます。
天井に格子状の飾りがついていて、なかにはその一枚一枚に絵が描いてあったりデザインが施されていたり、と洒落た天井です。
もちろん、純日本式の建築なのですが、数週間前に格天井にシャンデリアを吊るしたい、とご希望のお客様があり、いろいろと相談にのらせていただいた結果、ある照明器具をお決めいただきました。
そのときに思い出したのは、私が結婚式をおこなった東京の某会館(ちょっと右翼系ですが、素敵な内装や照明器具に惹かれてしまいまして・・)。
こってりとした和風のしつらえに臆することなくシャンデリアが下がっていました。とても天井高のある格天井に細長いシャンデリアが何本も下がっていたのを思い出します。
と、そんな思い出に浸りながら、先日夏休みに京都散策をしたところ、二条城で素晴らしい格天井を発見。今にも徳川慶喜がそこに現れてきそうな空間はすべて格天井で覆われています。折り上げ格天井なるものもあり、その他の多くのしつらえとともに、その技術の粋に驚かされました。
そのお客様の格天井と弊社のシャンデリアもうまくいくことまちがいなし、と確信していますが、なんとか写真で他のお客様にも見て頂きたいものですね。
傾斜天井に照明器具、とくにシャンデリアを下げるとき、日本の照明器具とヨーロッパのものでは大きな差がでます。
日本のシャンデリアの場合、たいていはチェーンで吊るのですが、その天井側部品(フランジ)は結構複雑で、おわん部分が天井面に沿って斜めにくっつき、そこから出てくるチェーンは垂直方向に下にさがってくるようになっています。つまり、おわんは斜めなのにチェーンはまっすぐ下に、ということで、部品の各部署に無理な負担がかからないようになっています。
それに対して、ヨーロッパの照明器具の場合は、まず天井にフックがつきます。シンプルなものです。フックの開いているほうの口が下に向かないように、注意して取り付けてもらうだけです。
では、なぜ日本ではそんなに複雑な天井部品が使われるのでしょうか?
答えは簡単です。どんな電気屋さんでも、ひとりでシャンデリアを設置できるからです。ヨーロッパ型の部品だと、一人の場合は大変です。肩に照明器具を担ぎながら天井側からの電線と結線をします。そして完了後に結線部分を隠しつつ、そのフランジを天井に止めていくのです。
それに対して、日本のその複雑な作りのフランジであれば、まずはシャンデリアをいったんフランジに引掛けた上で結線作業をし、作業後はその結線部分を隠すだけでいいのです。
では、日本メーカーの傾斜天井用フランジはいいことばかりか、というとそうでもありません。
「大きくて、けっこう不細工」ということです。
チェーンはたいていが鉄製で、細くても10kgや20kgの重量は吊り下げることができます。古い照明器具のなかには真鍮製のチェーンなどというものもあり、ものによりますが、5kgくらいのものを吊っただけで変形しそうなものもありますが、現在のものは一般にそういった心配はありません。
ただ、下げることができる、ということと、見て美しい、見て安心感がある、というのは別問題です。
大きな照明器具には、実際に重量があってもなくても、それなりに太いチェーンを使うべきだと私は考えます。重量計算をしてあるから大丈夫、といくら声を大にしても、見た人が「これ大丈夫?」と思った瞬間から、その照明器具はもう安心して見てもらえないのです。
見た目のバランスを良く考えて、チェーンは選んでください。
照明器具を選ぶとき、お客様が困るのは、「どんな明るさが良いのか」が第一位、つぎに「どんな大きさが良いのか」が第二位にきます。
今日はその2番目のお話です。
別のお店でご購入になったシャンデリアを今度引っ越すマンションに取り付けたいという件で相談を受けました。そちらの技術的なお話は解決したのですが、ついでにお聞きしたシャンデリアの大きさが結構大きいのでちょっとびっくり。
普通のマンションの天井(2400~2500でしょうか)に、高さ600ミリ以上のシャンデリアをリビングにつるす、ということ。たぶんその高さにはフランジ(天井部品)の高さは入っていないようで、それをつけると頭のうえギリギリになりそうです。
たぶん気に入って購入されたのでしょうが、お客様ご自身が気がつかなくても、いままで誰もそれを忠告してあげる人がいなかったのか、と少し腹が立ちました。
いつも申し上げている通り、照明器具は家具と同じようにインテリアの一品目として扱われますが、他のインテリアと異なるのは、まずは電気器具であること、そして次に、ぽんと床の上や棚の上に置いて完了するインテリアではなく、カーテンのように施工とか長さに関する調整・アレンジなどが必要になること、です。
そんなふうに照明器具をお考えいただけるともっとうれしいですね。
ヤマギワというと、照明器具の業界では知らぬものはなく、高級照明器具を扱わせると日本一という定評を得ていた会社です。
昨日そこの営業の方がこられましたが、なんとクラシック系の照明器具をお探しとのこと。すでにヤマギワではクラシック系の照明器具をほとんど扱っておられないとのことでした。弊社クリストファー・レイ社がスタートした頃には東京をはじめ各地にシャンデリアなどをわんさか吊るしたショールームがありましたが、それも今はほとんど無いのだそうです。ほんとに様変わりしてしまったものだと、ちょっと考えさせられました。
でも、その営業の方は言っておられました。「またいろんな流れのなかで、そのうちヤマギワもクラシック系照明器具に戻る可能性はある」と。 是非そう願いたいものだと感じました。でなければ、日本から良い照明器具が消えてしまいますものね。
コンコルディア照明では、あまりキラキラしたシャンデリアを置いていません。昔からあまり得意な分野ではなく、昨今のシャンデリアブーム到来を知ったときも結局キラキラ系をあつかうのを躊躇したまま今日に至っています。
クリスタルシャンデリアもやってはいますが、ちょっと古色蒼然とした趣のあるものを、と狙っていて(というか、十数年前から同じところを狙っているのですが)、そういう意味であまり流行りには乗れていないと思っています。
一方、そういう意味ではちょっと最近忘れられているのが、クリスタルを使わない、真鍮のボディーのみのシャンデリアたち。私個人的には、飽きのこないこんなシャンデリアが好きなのですが・・・ みなさんはどうでしょうか。やはりキラキラ系ですか?
最近雑貨屋さん・インテリアショップさんがよくシャンデリアなどを販売されています。たしかにインテリアとしての存在感は大きいし、シャンデリアともなるとインテリアの中心的存在になりがちですから、センスの良いショップさんのものには人気が集まるのかもしれません。
でも一方で多いのは、「シャンデリアを買ったんだけど、ソケットの部分が不安定なので、取り替えて欲しい」「天井側の部品に信頼がおけないので、天井器具だけを購入したい」「コードがえらく細く感じるけど大丈夫?」などなど・・・の声が私どもに寄せられます。
で、実際に拝見すると、たしかにちょっとヤバそうなものもあったりするわけです。
シャンデリアはれっきとした『電気用品』であり、そのなかの『照明器具』ですから、安全面のことが実は一番大切なのです。日本には電気用品安全法というものもあり、それに準拠していなくてはなりません。そのことを絶対忘れてはいけないのです。
また、照明器具の販売するには、簡単に言えば製造者または輸入者が、必要な試験をしたうえでその証となる定格シールが添付されなくてはなりません。
お買い求めになるみなさん、どうか電気器具としてきちんとしたものを選んでくださいね!!(私どもで解決できることはそう多くもないですから。)
本当にむかしのシャンデリア。
壁のスイッチ一つでON/OFFができるようになってからはいいけど、ロウソクの時代のシャンデリアはどうやって点灯したか、どうやって消灯したか、ご存知ですか?
脚立に上って手で点灯できる場合はそれで良いのですが、それよりも高い場所になると、脚立では命がけです。そんなとき、シャンデリアの上の鎖をうんと伸ばしておいてそれを滑車などで折り返し、下の人間がそれを引っ張ったり緩めたりして、シャンデリアを上下させたのです。現在でいうところの、「昇降機」ですよね。
ただ、私自身、それを実際に見たことはありません。
どこかで実物を見れると嬉しいのですが。
シャンデリアに使われているからシャンデリア球と呼んでいるわりには、コンコルディア照明では他の照明器具にも、けっこうこのシャンデリア電球をお薦めしたりしています。
理由その1は、やはり格好良いこと。たとえガラスシェードに入っていても、下から覗いて見えたときにシャンデリア球のほうが見栄えが良いです。
理由その2は、フィラメントの位置。つまり、小さな丸球を使ってガラスシェードの奥のほうでフィラメントが光っているよりも、ガラスシェードの真ん中くらいの位置でフィラメントを光らせようとすると、シャンデリア球のほうが適していることが多いのです。
もっとも、意図してやらない限り、電球がガラスシェードからとび出るのは一般的には好まれませんから、そんなときは小さな丸球をお薦めしています。
ちなみに、価格はほとんど同じだと思います。すくなくとも、コンコルディア照明で販売しているものは、両方全く同じ価格です。
といっても、何のことか分かりませんよね。
我々の業界言葉でいうと、「キャンドルチューブ」とか「ロウカン」などと呼ばれるのですが、要するにシャンデリアのソケット部分がまるでロウソクのようになっている、その筒の部分のことです。
当然のことながら、これはむかしむかし本物のロウソクを何十本と灯したシャンデリアがありましたが、それに代えて電球方式にしたわけですから、本物風な筒を用意し、その上に炎タイプの電球をつけたのです。
そして、そのスタイルが延々と現在まで受け継がれているのです。
そのロウソクの筒の部分は、凝ったものは蝋が垂れた様子まで再現されています。材質も最初は紙が主体でしたが、それから陶器のものができたり、最近ではプラスチックが主流になったりしています。もっともほんとに最近のものには、プラスチック敬遠のためか紙製が復活したりしています。
プラスチック製のものに年月が経つと劣化がみられることがあるのに対して、紙製はほとんどそれがありませんから安心は安心です。(紙製と言っても、きちんとコーティングはされているので。)
かなり不謹慎な話かとも思いますが、最近ニュースで流れるオーストラリアの山火事の映像を見ると、太古の昔、火の作り方を知らなかった人たちもこんな風に自然の火を眺めて恐れ、崇拝したのだろうと思い起こしたりします。また、人類にとっての「照明」というのは、このような自然火が発祥でもあります。
恐ろしく神々しくみえるのは当然のことですが、新建材もなくプラスチックも燃えていない自然の火は黒く濁った煙も無く、美しくさえ見えます。
ところで、ニュースでは一言も「今後山火事を起こさないような対策を・・・」などというコメントは全くないのにお気づきですか? あるのは、「如何に早く避難するか・・」というコメントだけです。
これは何故でしょう?
それは、このオーストラリアの山火事はもともと防ぎようが無いからなのです。燃えているのはユーカリの仲間が多いのですが、この木には油分がたっぷりと含まれていて、この時期お互いに擦れあって発火をするのです。ユーカリの多くはその実が石のように堅く、火事のときだけそれがはじけて実が飛び出すしくみになっていることからも、ユーカリにとって山火事が必須のものだということが分かります。
でも、本当に怖いものですね。やはり自然に逆らって生活するといつかはこうなるという警鐘なのでしょうね。お亡くなりになったかた、焼け出された方々、お悔やみ申し上げます。
って、どんなものかご存知ですか?
トルコ・イスタンブール にある ドルマバフチェ宮殿に吊るされたシャンデリア。
重さ約4.5トン、電球の数は750個 です。
何をもって一番か、というのが問題で、サイズだけで言うと他にいくつか選ばれるべきものがあるようですが、この750個といい、形といい、世界一と言って申し分ないものだと思います。
19世紀に英国ビクトリア女王から送られたもので、ボヘミアンガラス製です。
ちなみに、この宮殿にも他にいっぱいシャンデリアがあったり、建物にもクリスタルが使われていたり、はたまた他の宮殿にも大きなシャンデリアがあったり、と、トルコの人はとっても「キラキラ」がお好きなようですね。

私どもには星の形をした照明器具-ランタン があって、その代表的な二つの使い方をご紹介します。
まずは下記の2つのページをご覧下さい。
http://www.christopher-wray.co.jp/items/chandelier/p10/link/la800m-03.jpg
http://www.christopher-wray.co.jp/items/chandelier/p10/link/y.yamamoto-la800s&m-01.jpg
最初の使い方は、極力天井に近づけて、天井に映りこむ幾何学模様を楽しんでいただきたい、という場合です。次のように少々下げても使ってもらっても十分面白いです。
http://www.christopher-wray.co.jp/items/chandelier/p10/link/STAR-LA800S-ent-01.jpg
長くして、なおかつ模様も楽しむ、ということも取り付け方によっては可能です。たとえば、
http://www.christopher-wray.co.jp/items/chandelier/p10/link/la800s.jpg
詳しいことは以下のページからお進みください。
http://www.christopher-wray.co.jp/items/chandelier/p10/p10.htm

