2009年2月の記事一覧

2009年1月 2009年3月

というのを、ここ数年のことですが、ときどき目にすることがあります。

シャンデリアというと、それも本格的なクリスタル系のシャンデリアというと、家具やカーテン、什器などもそれなりのものを揃えたうえでないと使えないものでした。それが、コンクリートを背景にして使ってしまうというのですから、恐れ入ってしまいます。

昔ヨーロッパの友人のお宅にうかがったとき、昔ながらのクラシックな作りのお家なのに、一歩中に入ると、そこにアジアやアフリカの調度、日本の陶磁器などがあれこれ置いてあって、度肝を抜かれた覚えがあります。

ヨーロピアンのクラシックな雰囲気でまとめるのも良いけれど、自分の好きなものを堂々と置いたり飾ったりしながら「自分の」空間を作っていくのはもっと良いな、とそのとき強く思ったものです。

ポイントは、それを「堂々とやる」ことですね。だって、コンクリートとシャンデリアの組み合わせだって「アリ」なのですから。

 

ある博物館で昔、世界の文明・文化の歴史を代表的な展示物で時系列に並べたことがありました。たまたま部屋の両脇にならんだのが、古代ギリシャの石像とミケランジェロの彫刻でした。

ともに見事なもので、またそれぞれ以前から教科書などで見覚えのあるものでしたが、見たときになんとなく共通の印象を受けました。同じ心地よさ、というのでしょうか。作り手の目が見る人のこころに自然にストレートにはいってきます。

時代は何千年の隔たりがあります。でも、その2人の作り手がほとんど同じ美意識でこれらを作ったことは間違いありません。そしてそれを鑑賞する側の人々も、同じ美意識を持っていたわけです。さらに、こんにち美術館でそれらを鑑賞する我々も。

時代が変わっても、また場所が変わっても人が等しく感動するものがあるのではないか、ということをこれで実感できます。もちろん、ギリシャ文化とルネサンス文化のあいだにもさまざまな文化があり、またルネサンス文化のあとにもいろんな価値観が生まれました。

でも現代の私たちはやはりそれらを見て感動しています。

照明の世界でも似たようなことがあるのでしょうか。時間的には上のたとえとは大きく違いますが、いつ、だれが、どこで眺めても、「こころ落ち着く光、あたたかな照明」というものがあるような気がしています。

クラシック照明がすべて良い、と言いたいわけではありませんし、クラシック照明の中にもいろいろあります。でも、時代を超えて今なお支持されているものには、なにか理由があるのではないでしょうか。それを追求し続けるのも私たちクリストファー・レイ・ライティングの仕事かと考えています。

 

ご新築・ご改築をされるときに、最近ときどき、床だけではなく内側の壁・天井にパインを貼るケースを見かけます。

木に包まれてとても気持ちの良い暮らしができますね、うらやましい!!

で、照明の観点から2つ申し上げたいことがあります。

1.まず、このパインはけっこうなスピードで色変わりをする、ということ。最初は白っぽくてどうしよう、と思っていても、何年かするとあめ色になりとても良い感じになります。そのときのことを想像しながら照明も選んで頂きたい。つまり、最初の色だけをみて「シンプルで」「すっきりした」ものを選んでしまうと、せっかく10年経って壁が落ち着いてきたときに物足りなくなることが多いです。

2.木の壁と壁紙を貼った壁とでは光の反射量が違います。木の場合は光が思ったほど反射しないので、通常用意すべき照明の光量よりも若干多めにご準備ください。

先日、ちょうど10年前にそんなお家を建てたお客様が久しぶりにご来店されました。

クリストファー・レイの照明はどれもクラシックな印象ですから、ご新築当初はどうかなと思っていた照明器具が、いまやドンピシャで旨く行っているよ、と教えていただきました。

これはうれしかったですね。

真鍮の器具もパインと一緒で、やはり年月とともに落ち着きを見せます。10年先を見越しながらプランをしたときのことを思い出しながら、ひとりほくそ笑むのでした。

 

写真好きの友人が鳥の写真好き仲間の会合に出席したときの話です。

自慢の写真を持ちこんで批評をしあう年に一度の会だったそうです。ある人は自慢の高級機器を駆使して空行く鳥を望遠でキャッチしたもの、ある人は南極圏まで足を運んで世にも珍しい鳥を撮影したり驚きの連続だったとのこと。

でも、一番印象的だったのは、じつは地元でありふれた鳥の写真を撮り続けている人の写真だったそうです。それはなぜか?

その人は長年の経験から、鳥が「この時期」の「この時間」に「この枝」に止まったときに、「この角度」から撮影するのがベスト、ということを熟知しているそうです。その瞬間こそありふれた鳥が表情豊かな被写体になってくれるということです。

照明に全然関係ない話のようで、これって、たとえば玄関の照明(光)などに応用できません?

つまり、お客様がドアを開いて入ってこられたとき、「どこに立って」お迎えし、顔を「どの角度」にして応対したときに光が理想的に顔を映し出し、奥様が『一番美しく』見えるのか・・・

研究の余地はありそうですね。(もしかして、素敵な照明器具を探すよりも大切だったりして!)

 

コンコルディア照明の器具(ガラスシェード)の中には、天井や壁にその模様が映りこむガラスシェードがとても人気が高いです。

中にはガラスの内側をわざとデコボコに仕上げて表に出てくる光が屈折するようにしてあるものまであります。

ところが、そういったガラスの製造上の工夫も、中に入れる電球がクリアなものでなければその効果は半減します。それは、光源が一点ではなく、電球表面全体にバラけるからなのです。同じことは電球型蛍光灯を入れた場合にも言えます。

現行の電球が「省エネ」対策の一環として作り変えられたり製造中止予定だったりと、ときどき話題になっていますが、いまのところ クリア電球が無くなる というニュースは入っていません。クリア電球を蛍光灯で作り出すのはまだまだ先かと思いますから、しばらくは白熱のクリア電球で、これらのガラスシェードを楽しんでください。

かなり不謹慎な話かとも思いますが、最近ニュースで流れるオーストラリアの山火事の映像を見ると、太古の昔、火の作り方を知らなかった人たちもこんな風に自然の火を眺めて恐れ、崇拝したのだろうと思い起こしたりします。また、人類にとっての「照明」というのは、このような自然火が発祥でもあります。

恐ろしく神々しくみえるのは当然のことですが、新建材もなくプラスチックも燃えていない自然の火は黒く濁った煙も無く、美しくさえ見えます。

ところで、ニュースでは一言も「今後山火事を起こさないような対策を・・・」などというコメントは全くないのにお気づきですか? あるのは、「如何に早く避難するか・・」というコメントだけです。

これは何故でしょう? 

それは、このオーストラリアの山火事はもともと防ぎようが無いからなのです。燃えているのはユーカリの仲間が多いのですが、この木には油分がたっぷりと含まれていて、この時期お互いに擦れあって発火をするのです。ユーカリの多くはその実が石のように堅く、火事のときだけそれがはじけて実が飛び出すしくみになっていることからも、ユーカリにとって山火事が必須のものだということが分かります。

でも、本当に怖いものですね。やはり自然に逆らって生活するといつかはこうなるという警鐘なのでしょうね。お亡くなりになったかた、焼け出された方々、お悔やみ申し上げます。

宣伝です。

ご新築の図面を拝見することが多いですが、最近ときどき目にするのが「とても大きな玄関ドア」です。高さ230~240cm、たいていは親子扉で横幅120~130cmあります。格好良いですよね。

で、そのときに玄関灯(ポーチ灯)はどうするの?

と皆さんお悩みになるようです。だって、その大きさのドアに対して、普通に売られている玄関灯って小さすぎてつりあわない場合が多いですね。

そのときに思い出していただきたいのが、コンコルディア照明の外灯たち。全部が大きなわけではありませんが、結構大振りな外灯を揃えています。

jご興味あればどうぞ一度これらのページをごらんください。

http://www.christopher-wray.co.jp/items/exterior/022/022.htm

http://www.christopher-wray.co.jp/items/exterior/091/091.htm

http://www.christopher-wray.co.jp/items/exterior/163/163.htm

 

アンティーク調の照明器具をあつかっていながら、基本的にわたしたちは本物のアンティーク照明の修理などは承っておりません。

けれどもどうしても、ということで実物を拝見して、できると確信できるものに限ってソケット交換とかコード交換とかをする場合があります。

一言で「アンティーク」と言っても、時代によりその捉え方はさまざまで、アンティークの専門家でもない私どもがとやかく言うことは何もないのですが、『アンティークの照明器具』というものを私たちは時代と地域で次のように捉えています。

1.メートルとインチ

近代、世界的にメートル法が普及しそれまでのインチ規格が使われなくなったのですが、照明器具の世界でもその影響は残っています。つまり、今は直径10ミリのねじ切りパイプを使いながら照明器具を製作するのが一般的で、ソケットなどもすべてそれに合うように規格されているのですが、それがある年代以前にはインチが基準になっています。

直径10ミリに対して、8分の3インチ、2分の1インチ。さらにはフランスのものなどでそれ以外のものがあったりしますので、そうなるとソケットの交換などは、もう私たちの手には負えなくなる、というわけです。

2.ヨーロッパとアメリカ

アメリカという国はイギリスから独立しました。つまり昔はイギリス・他のヨーロッパと同じ規格のものを使っていたわけですが、ヨーロッパの方が「メートル法」に従った規格に順次切り替えたのに対して、アメリカはその切り替えにおいて独自の路線を進んだ経緯があるようです。現在一番大きな違いは、ねじ山のピッチ(山と山の距離)が違うということです。

分かりやすく言うと、見た目は同じ直径10ミリのネジであっても、それにナットを入れるときに、イギリス用の10ミリ用ナットはアメリカの10ミリネジには入らないということです。

アンティークに限ったわけではありませんが、このときも私たちはかなり苦労します。

 

したがって、冒頭のような依頼を受けたときに、まず訊ねるのは、「いつの時代のものですが」「どこのものですか。アメリカのものではありませんか。」ということなのです。

 

『規格』というのがいかに大事なことか、おわかりいただけると思います。

 

 

 

白熱電球にはフィラメントがあります。このフィラメントは長時間の使用に対して劣化し、それが電球の寿命につながるわけですが、見落としてはならないのが「振動」との関係です。

電球会社の中には『街路灯』といわれる電球を作っているところがあります。普通球の形をしているので一目見ただけでは区別がつきませんが、要するにフィラメントが振動に強い電球という意味です。

通りに面したおうちの玄関灯が結構早く切れる、などということがあったりします。照明器具の責任ではありません。これは道路を走るトラックなどが起こす振動でフィラメントが切れてしまうのです。

同じことはおうちのなかでも起こりえます。階段の振動、ドアの開け閉めによる振動なども、電球にとっては大敵です。

「この照明器具おかしいんじゃないの!?」と言う前に、静かに歩く、静かにドア開閉を行う、部屋の中(特に2階)で跳んだりはねたりしない・・・ということを一度心がけてみてくださいね。

 

 

友人が言ってました。

「うちのLDは 約12畳のリビングと5畳弱のダイニングに分かれています。12畳のほうのシャンデリアに最初60W相当の蛍光灯(電球色)を5個 入れてスタートしたけど、なんとなく落ち着かないので40W相当のものに入れ替えました。入れ替えた当初は家族から『ちょっと暗い』と言われたけど、2週間くらいで慣れたあとは、むしろこちらのほうが心地よいと家族全員感じています。

また、ダイニングスペースのほうには最初60Wの白熱灯を2個入れていましたが、このうち1個がこの前切れたので、しばらくそのままにしておいたところ、こちらもすっかり慣れてしまい、つい最近電球を買ってもとの2個に戻したところちょっと不快な明るさになったのでまた1個に戻しました。」

じつは私の計算では、リビングにはやはり60Wの明るさが5個 必要だし、ダイニングには計120Wの光量は必要と考えるのですが、これは教科書に載っている計算です。ひとそれぞれ好みは違うし、また人間の目はきちんとなれてくれるのだということを実感させられました。

昨日はE14口金の電球の話をしました。ほかにくるくる回して着脱する電球の種類として、E26、E17などがあり、日本ではその2つでほとんどの家庭用電球が作られています。

ちなみに、このEというのは、「エジソン Edison」の "E" です。電球を発明したエジソンが考えた由緒ある形なのです。

これに対して、ヨーロッパでは古くから「バヨネット」という方式の電球があります。ばねを利用して、確実に着脱できる方法で、銃剣(銃の先に剣を装着して武器とするもの)のしくみを取り入れたもの、と言われています。この方式の場合、口金の表記はたとえば、B22 というふうになります。

エジソンも世界中を同じ方式に統一することができなかったようですね。

電球は通常くるくる回して着脱します。このタイプは通常あたまにEがついて、そのあとに直径がきます(ミリ表記)。たとえばE26というと、くるくる回すタイプで直径が26ミリという意味で、日本で一番ポピュラーなナスビ型の電球などもこのタイプになります。そのほかに日本でよく使われているのがE17口金のものです。

一方、ヨーロッパでは圧倒的に多いのが、E14といって、おなじくくるくる回して着脱しながら、直径が14ミリ、という電球です。私どもではヨーロッパから多くの部材を持ってくるため、この電球を使う器具も必然的に多くなります。

それをE17に変更することは技術的にそんなに大変ではありませんが、わずかな事ながらそういう変更をすれば、どうしても電球のはいるソケット部分がもとのデザインよりも太くなり、あまりお薦めできないことのほうが多いです。そこで、私どもは継続してE14ソケットを多く利用しています。

E14電球ももちろん日本の電球メーカーで製造されていますが、残念ながらあまりポピュラーではなく、すべての電気店で販売されているわけでもないようです。でも一方、最近はヨーロッパからの輸入も増えてきているため、このE14電球もいろんなところで見かけるようになりました。

ですので、私たちも最近はあまり心配しないでソケットE14の商品を販売できるようになったわけです。

なお、この電球はあまり需要が多くないので、これが蛍光灯電球に切り替わったり、また製造が中止になるというような心配はありません。

 

 

 

スイッチを入れると電球の光が揺れたような気がして、そのまましばらく様子をみていると、何事も無かったかのように落ち着いて、まったく気にならなくなる。そんなことを経験することがあります。

理由はいくつか考えられます。それは、

1.器具の中の線が何らかの理由で断絶している場合。

2.ソケットまたはスイッチなど、コードと器具の接続がうまく行っていない場合。

3.ソケットと電球の接触がうまくいっていない場合。

4.電球のフィラメントが実は切れていて、でもそのままはなれずにくっついているために、電気は通っているが不安定な状態の場合(この場合は早晩まったく点かなくなります。)。

いままでの経験で、案外多いのは 4番のケース。電球をちょっと振ってみるとすぐに分かります。とりあえず最初はこれを疑ってみてください。

昨日ちょっと急な商品発送依頼のため、イタリアに電話しました。

イタリアというと、ヨーロッパの中では「真面目でない」「おおらかだけど仕事での信頼度はちょっと・・」というような評価をよく聞きます。

でも、本当はそうじゃない、と私は思うのです。いいものを作るし、やること早いし丁寧だし、残業もいとわずによく働きます。ずっとつきあいのある他のヨーロッパの某国よりも絶対、です。

と、そんなことを言うと、「それはたまたまですよ。」「運が良かったね。」などと言われます。たしかにそうかもしれません。

つまり、"人"ですね。「○○人は△△だから」という言い方、やめましょうね。

いつもスタッフ不在の東京展示ルームに、2月4日(水)、2月5日(木)の2日間、スタッフが参ります。直接いろいろなお話ができますので、この機会を是非ご利用ください。図面をお持ちいただいて、簡単なプランなどをその場でご提案することもできます。

ただし、かならず事前のご予約が必要です。

下のページでまずは説明をお読みいただき、よろしかったらご予約を!!

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