2009年5月の記事一覧
←2009年4月 2009年6月→コンコルディア照明のたな卸しの準備が始まりました。毎年この時期になると気づかされるのですが、ヨーロッパの伝統的な照明器具を15年近くあつかっておりますと、もうすでに世界中のどこでも製造されないだろうと思われる価値ある照明器具がいろいろと倉庫のなかに残っているのです。
先日も真鍮製で手作りのすてきなフロアランプがあり、ちょっと興味ありそうな方々に案内をしたら、あんのじょう共鳴されるかたがいて、買っていただくことになりました。実は、売れないならばそれでも良いかな、と思っていたので、売れるとわかって急にそのフロアランプを手放すのがちょっと惜しくなりました。それほど素敵なものです。
そんなふうに魅力ある照明器具がだんだんと生産されなくなってきました。ほんとにさびしいことです。
たな卸しのときには、そんな照明器具にまた再会し、売り飛ばそうとするのですが、でもやっぱりや~めた、と思いなおす、そんな葛藤があるのです。
イギリスの照明器具をあつかっていると、ソケットの口金がB22という照明器具によく出会います。アンティークショップなどにならぶ照明器具もたいていはこのタイプです。電球は100V用でなければなりませんから、日本メーカーが作ったものを使用しなければなりません。そこらじゅうで買えるわけではありませんが、東急ハンズなどを中心に販売されています。
ただ、やっぱり若干手に入りにくいということ、それからあまり慣れていないからでしょうか、日本メーカーのつくるこのB22電球は性能的に若干問題ありのものが多く、はっきり言って日本では使いづらいものです。(アンティーク好きの方には気にならないのでしょうけど。)
そこで、コンコルディア照明では、このB22用のソケットを準用し、かつ日本で非常にポピュラーな口金E17電球が使えるようなソケットを開発しました。開発してすでに3年以上にはなりますが、さすがにそれ以降めだった問題は発生しておりません。ソケットの質、それから電球の質がともに今まで以上だから、というのが理由でしょう。
一方、基本形がB22ソケットと同じなので、それまで使われていたガラスシェードなどはそのままで十分使えます。むかしからの基準ですので、アンティーク照明器具などにこのソケットをつかったりすることもできます。
本日、昔の器具のソケットを替えてほしい、とのリクエストをお客様から頂戴し、お受けしました。すっかり使い勝手がよくなること、請け合いです。
コンコルディア照明では、あまりキラキラしたシャンデリアを置いていません。昔からあまり得意な分野ではなく、昨今のシャンデリアブーム到来を知ったときも結局キラキラ系をあつかうのを躊躇したまま今日に至っています。
クリスタルシャンデリアもやってはいますが、ちょっと古色蒼然とした趣のあるものを、と狙っていて(というか、十数年前から同じところを狙っているのですが)、そういう意味であまり流行りには乗れていないと思っています。
一方、そういう意味ではちょっと最近忘れられているのが、クリスタルを使わない、真鍮のボディーのみのシャンデリアたち。私個人的には、飽きのこないこんなシャンデリアが好きなのですが・・・ みなさんはどうでしょうか。やはりキラキラ系ですか?
最近雑貨屋さん・インテリアショップさんがよくシャンデリアなどを販売されています。たしかにインテリアとしての存在感は大きいし、シャンデリアともなるとインテリアの中心的存在になりがちですから、センスの良いショップさんのものには人気が集まるのかもしれません。
でも一方で多いのは、「シャンデリアを買ったんだけど、ソケットの部分が不安定なので、取り替えて欲しい」「天井側の部品に信頼がおけないので、天井器具だけを購入したい」「コードがえらく細く感じるけど大丈夫?」などなど・・・の声が私どもに寄せられます。
で、実際に拝見すると、たしかにちょっとヤバそうなものもあったりするわけです。
シャンデリアはれっきとした『電気用品』であり、そのなかの『照明器具』ですから、安全面のことが実は一番大切なのです。日本には電気用品安全法というものもあり、それに準拠していなくてはなりません。そのことを絶対忘れてはいけないのです。
また、照明器具の販売するには、簡単に言えば製造者または輸入者が、必要な試験をしたうえでその証となる定格シールが添付されなくてはなりません。
お買い求めになるみなさん、どうか電気器具としてきちんとしたものを選んでくださいね!!(私どもで解決できることはそう多くもないですから。)
昔は鉄をたたいて輪をつくり、それを連ねてチェーンを作っていたようです。当然それらは丈夫で切れないけれども、逆に素朴で武骨な印象を与えておりました。
ところが、照明器具用のチェーンとなるとこれでは使いづらく、真鍮製品の発展とともに真鍮製のチェーンが製作されました。美しい装飾などがあり、いまでもアンティークショップなどで、こんな小物でも結構値打ちがあったりします。
ただ、問題がありました。真鍮製品は、加工がしやすいので美術品などに多く使われたわけですが、その「柔らかい金属」という特徴のために、あまり重いものをぶら下げるとチェーンなのに変形し、ひどいケースでは、ついに切れたりするのです。
現在は、鉄の加工技術も進んできたために、鉄製ながら真鍮色の仕上げを施せます。このため、安全性も考えて、いまはほとんどこの鉄製チェーンを使用することになっています。
一方の真鍮製チェーンもその装飾性の高さから捨てきれるものではないのですが、本当に目にすることが少なくなりました。いったいどこにあるのでしょうね。
私たちがコード(電線)を使う場合、市販のものを使う場合も多いのですが、布で巻いたコードとか、ゴールド色のコードなどは日本では手に入らないため、これらを国内メーカーさんを通じて製作してもらっています。
ヨーロッパではおしゃれなコードが売っているのですが、これは日本の電気用品安全法の基準を満たしていないため、そのままで使用・販売できないことが多いのです。
さて、その特別なコードなのですが、ここに一つ問題点があります。それは太さです。
電圧の違いから、ヨーロッパと日本では、中に流れる電流の量がぜんぜん違います。おおざっぱに言って、同じ明るさの電気を灯すために、ヨーロッパでは1の電流が、日本では2倍になるのです。つまり、銅線の部分(断面積)が約2倍ないとダメなのです。
そのため、日本では細いおしゃれなコードというのはありえず、それなりの太さは覚悟しなければなりません。できるだけ、そこを頑張ってはいるのですが・・・
まあ、でも安全には替えられませんから、しかたないですね。
吹き抜け用の照明器具としてにシャンデリアをご購入になったお客様より電話を頂戴しました。このシャンデリアは輸入品なんだけれども、吹き抜け用に使用するにはチェーンが足りない、ということで、ホームセンターで売っているようなチェーンがついて来た、とのこと。
せっかくのクリスタルシャンデリアなのに、とがっかりされ、できるならチェーンだけを私どもから購入したいとのお話でした。
写真も拝見したうえで、ぴったりのチェーンを2つ紹介しましたが、なかなか難しいものですね。
そういえば、吹き抜けなのにシャンデリアが2階天井の近くにあがってしまっていて、見た感じのボリュームにも欠けるし、また明るさも足りない、という例をときどき見かけます。これは、おそらく最初についていたチェーンの長さいっぱいに吊ってあるだけで、最適の長さなどというのは最初から考慮されていないのでしょうね。
教会やホテルなどで、かなり上に吊られたシャンデリアを見ることがありますが、あれはもともと相当な大きさがあり、あの位置で吊られることを前提に選ばれた照明器具であるということを忘れてはいけません。
まあ、今回の例は、長さが足りないと思った業者のかたがとりあえず別にチェーンを調達してこられたところまでは評価できるわけです。(もうちょっとでした!!・・・ザンネン!)
コンコルディア照明器具の多くは弊社で製作・組み立てを行っており、また梱包もここで行われています。
一方、今話題の新型インフルエンザは大阪・神戸を中心に猛威をふるい始めており、ここ宝塚市にも初のインフルエンザ患者が発生しました。
マスク・手洗い・うがいなど、注意を払って作業にかかっておりますし、またウィルスは付着してからしばらくで死滅しますから、商品についたものが感染原因になることは考えられませんので、どうぞ安心してコンコルディア照明の器具をお買い求めください。
ちょっと話はそれますが、テレビ・新聞等で政府や自治体、医療機関が呼びかけているのは、さきほども言ったように「手洗いの励行」「マスクの着用」などをうるさく言っていますが、どうも一番肝心なことが抜けているような気がします。
もちろん、それらは感染の拡大を防ぐには重要なことなのですが、それにもまして重要なのは、ウィルスが進入しても負けないからだ作りをしておく、ということではないでしょうか。睡眠をしっかりとって、きちんと食べて体力をつけておくこと、これが大切です。
さて、外灯は室内で通常使用される照明器具と違って、雨にさらされ、時には水を被る可能性もあります。そのため防水・防雨型になっているのですが、そのことは別の機会に述べるとして、今日はその素材のお話を。
雨にしょっちゅう当たっていなくても、外で使用している照明器具にはサビが発生しやすくなります。海の近くだと、雨に当たっていなくても風に塩気が含まれている関係でやはり錆びやすくなっています。
従って、外で使用する照明器具については材質にも注目です。
鉄製のものは、表面塗装をよほどしっかりしておかないとサビ(赤錆)が出ます。鉄サビはどんどん中に入っていきますので、ついには骨組みじたいや電気系統さえもがやられてしまいます。
これに対して、真鍮や銅、アルミが外灯の素材として使用されることが多いです。
理由は、鉄サビの反対で、サビ自体が皮膜になり、簡単に中まで侵蝕していかないからです。特にアルミはそれが顕著です。銅も10円硬貨のような黒っぽいサビだと同じ特徴がありますが、外で使用すると発生するのは緑青となり、ほんとにわずかですが侵蝕はあります。(そんなに大きなダメージにはつながりません。)真鍮もほぼ同じ特徴を持っています。
結論として、現在最も多く外灯に使われているのがアルミニウムです。アルミダイカスト、と言って、アルミの鋳造で製作され、その表面になにがしかの塗装を施されているものがほとんどでしょう。
私たちは屋外用照明器具を「外灯」と呼んでいます。この呼び方には異論もあって、屋外照明とかエクステリアライトなど、他の言い方もあります。
また、同じ「がいとう」と呼ばれるものに、「街灯」があります。これも屋外用の照明ではありますが、『街路灯』の意味になってしまって、たとえば住宅の壁につけるものなどは対象からはずれると考えています。
街灯というと、一般的には歩道などに設置されるもの、たいていは長いポールの上にある照明器具、を指しますが、壁に設置されるものでも、ヨーロッパの古い町並みの路地から見上げると各建物の壁についている照明は、これはやはり「街灯」と呼ばれてしかるべきものでしょう。
チャップリンの映画のなかに、名作『街の灯』があります。数ある名作のなかでも、このラストシーンは格別のものだと確信しています。もちろん、何度か観ました。でも、今一生懸命思い出しているのですが、この映画のなかに街灯が出てきたかどうかは不明です。
わが社は扱う品目がほとんど「ワレモノ」なので、梱包には人一倍気を使っています。
ずっと以前はプラスチックの梱包材(緩衝材)を使っていたのですが、どうもこの石油製品は処理に苦労するし、処理中にダイオキシンなどの悪影響を引き起こしやすい、と考えて、これを紙に切り替えました。紙の場合は、処理には困らないけれども、このために木が使われていると思うと、それも考えなければ・・・ ということで、そろそろ4年にになりますが、新聞紙の古紙を使うことに方向転換し、今日もそれを続けています。
新聞紙は下手をすると、なにかゴミっぽく映ってしまうため、梱包用の手順を決めて見掛けもできるだけ綺麗になるよう、工夫しています。
それまでに比べて梱包が丁寧になったおかげだと思うのですが、思わぬ副産物として、それ以後ほとんど輸送事故がなくなりました。年に何百件と発送しているのにもかかわらず、昨年1年間の事故はたったの2回でした。
本日朝一番にショッキングなニュース。
日曜日の午前中にお届けするお約束で照明器具を発送したのですが、それが届かずに結局午後3時過ぎになったようでお客様に大変ご迷惑をおかけした、とのこと。
お届け先は東京都ですので、前日に私ども兵庫県から発送しても通常はまったく問題ないのですが、調べたところ、その通常どおりの感覚で発送したのが間違いのようでした。
つまり、5月9日(土)夜の高速道路上りは、まだゴールデンウィークそのものだったのです。自分たちが休みを終えてしまったので、その注意を怠っていました。たとえば、ゴールデンウィークの真っ最中だと、おなじ荷物でも私たちはかならず1日余分に計算してお客様に日時の約束をしていましたし、逆に、その期間中は、東京からの貨物がなかなか届かずにイライラと待っていました。それなのに、つい9日の発送に関してはそれを忘れていたのです!
ちょっとした注意がすべてを救うのですが、それはよく分かっていたつもりなのですが・・・
ということで、今日もワインで反省です。
ゴールデンウィークがいよいよ終わります。私自身はすっかり終わっていて、もう関係ないかな、と思っていましたが、世間にはこの5月10日の日曜日までをゴールデンウィークと呼んでいる人がいるのでした。(嗚呼、クヤシイ~)
私の場合、取り立ててお話するような休みではありませんでしたが、リラックスすることは十分できました。
特に、この季節は、山の緑ですね。リラックスするには不可欠です。
普段のっぺりした緑色に見えていた山々が、このシーズンにはモコモコっと表面に凹凸を感じます。春は、落葉樹の新芽・若芽と常緑樹のみどりがまざりあって、とても一言で「緑」と片付けることはできません。匂いもいいですね。栗の系統がぷうんとにおいますし、ほかにもいろんな匂いがします。山桜がまだ残っていたりすると、もうどうしよう、というくらい美しく、うっとりとします。
秋には紅葉の濃さのちがいから、やっぱり山はモコモコするのですが、この春(初夏)のモコモコは匂いもともなって、ほんとに好きです。
本当にむかしのシャンデリア。
壁のスイッチ一つでON/OFFができるようになってからはいいけど、ロウソクの時代のシャンデリアはどうやって点灯したか、どうやって消灯したか、ご存知ですか?
脚立に上って手で点灯できる場合はそれで良いのですが、それよりも高い場所になると、脚立では命がけです。そんなとき、シャンデリアの上の鎖をうんと伸ばしておいてそれを滑車などで折り返し、下の人間がそれを引っ張ったり緩めたりして、シャンデリアを上下させたのです。現在でいうところの、「昇降機」ですよね。
ただ、私自身、それを実際に見たことはありません。
どこかで実物を見れると嬉しいのですが。
今日、とっても素敵なガラスシェードをもってご来店されたお客様がおられました。ガラスの小物を製作されている人に依頼したとのこと。でも、残念ながらガラスが素敵なのに対して、コードは透明のものが使われており、またチェーンの代わりにキーホルダーのくさりのようなものがついていました。
これでは実際に吊るのに不都合があるだろう、ということで、お客様がわたしどものことを探し当て、ご来店いただいた、というわけです。
たしかに最近はいろんなシェードが作られていますが、デザイン的なこと、そしてもっと大切な安全性を考慮した吊りセットを、製作者はお客様のために用意しなければいけないと思います。
というか、私たちの方から、もっと積極的にそんな部材を売り込まなくてはいけないのかもしれませんね。
おとなりに美容室があり、そこのご主人と話をしていますと、美容の業界には果てしない流行との戦いがあると聞きました。技術を会得したかとおもったら、すぐまた次の流行ものを研究しなければならない、とのこと。はやりの髪型ができないとわかると、女性はすぐに他の美容室に移ってしまうのだそうです。
でも、ここ宝塚や神戸・芦屋近辺のご婦人を眺めていると、若い人でもかなり以前のヘアースタイルを堂々となさっている方をときどき見つけることができ、そんなとき私は尊敬のまなざしを向けてしまいます。はっきり言って、大阪や東京のほうではお見受けしたことがありません。
自分に合ったスタイルを見つけ、流行の波をよそに自分を貫いている女性。(男性ではときどき見かけますが、女性ではなかなか・・・) 格好良いですよね。
照明器具でも思いのほか流行があります。
しかし、コンコルディア照明としては、上のご婦人たちのような、一本筋の通ったお客様が今後もサポートしてくださることを信じて、あまり流行に左右されない照明器具、時代が変わってもつねに輝きを失わない照明器具を揃えて行こうと思っています。
おとなりの美容室のご主人に同様のことをお薦めしてみようかな・・・?

