2009年6月の記事一覧
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最近とみに人気を集めているのが、ペンダントライトではあるけれども、ガラスシェードを使わないで、裸電球のままで吊り下げるタイプのものです。
コンコルディア照明では、S-PR2-NIL という、「一つの部品」といった程度の商品番号しかついていませんが、というか、私たち販売する側もこれが単体で売れることを想定していなかったのですが、これがはっきり言って、売れてます!
シンプルな内装にしたときに、シンプルな照明を探すとどうしても安っぽいものになってしまう、そんなものより、ちょっと小粋であっさりしているから、というのが理由らしいです。中には、照明器具代にそんなに費用をかけられないので、とりあえず電球だけでたらしておき、後日金ができたときにガラスシェードを買おう、という方もおられますが。
ご興味あるかたは、こちらのページでお探しください。
http://www.christopher-wray.co.jp/accessories/hikkake/hikkake.htm
コンコルディア照明の外灯はイギリスで長年使われていたものが基本なので、デザインはもともとイギリスだろうと考えられます。しかしながら、残念なことに、いまイギリスで外灯を作っているところはもう多くありません。真鍮を使ったかなり高級なものは別ですが、一般的なアルミダイカスト(アルミの鋳造)製のものは、全くイギリスにはなくなりました。
コンコルディア照明の外灯は、ですから今はすべてイタリアで製作されています。素材(アルミ)の厚さ、仕上げの美しさ、とくに緑青(ろくしょう)を意識した仕上げや、ホワイトゴールドといって、白の下地にゴールドの着色をしているものなどは、さすがイタリア職人の技!と、唸らせてくれます。
今年はカラ梅雨なのか、と思うほど、ここ近畿地方は雨が少ない梅雨で、気温だけがだんだんと上昇して参りました。
そうなると照明器具を扱うものとして頭をかすめるのが、照明器具の温度です。
白熱伝統と蛍光灯の議論では、つねに消費電力、省エネが語られますが、じつは温度も大切なポイントです。
いままで照明プランをしながら気づかされてきたのは、特に「キッチンの温度」と「ダイニングテーブルの温度」ではないでしょうか。
白熱電球の代わりに蛍光灯を使えないか、ベースを蛍光灯にしておいて装飾性のある照明器具だけをワット数の低い白熱電球にしたらどうか、あるいは、必要以上の明るさになっていないかをチェックする、という方向で検討することも、これからは大切なことです。
夜でも街中が明るい日本・・・
衛星写真を見るとたしかに世界標準より日本の夜の街はダントツに明るくなっています。いろんな要素があるでしょうが、よく聞く声の一つは、「暗い夜道では犯罪が起こりやすい。だから、とにかく明るくしましょう。」というものです。
そして、どんどん街路は明るくなりました。
でも、私は思うのです。そして昼と夜の差がなくなってくると、人の心は夜に対する警戒感がなくなってきているのではないか。
たとえば、ヨーロッパでは夜に出歩くときにはそれなりの防備をしています。防備といっても大したことではありません。たとえば、女性などは昼間むき出しにしていた肩や腕を、夜には覆っています。昼間はいていたミニスカートは夜出かけるときには履いていません。例えば、イブニングドレスは建物の中だけのような気がします。外では必ず上になにかを羽織っています。
それは、ヨーロッパの街路が日本と違って、かなり暗いということと関連があるのではないでしょうか。暗いことと直接関係はないかもしれませんが、夜出歩くことに警戒感を覚えていることはたしかだと思うのです。
夜道をどんどん明るくして犯罪をなくしたと思っていても、道を歩く人は警戒感を失ってはいけないと思います。ぼんやりと、夜に肩を出して歩くのであれば、いくら明るくても危険は減りません。
約一ヶ月後に、日食が見られるそうですね。南西諸島では皆既日食になるとか・・・
私たちは日々照明器具を販売している関係で、明るさには興味があります。ですから、私たち(近畿地方)がその時に見る太陽は月の月齢でいうと3.5くらいの薄さになってしまうのですが、じゃあ「明るさ」がどうなるのか。とても注目しています。
一方、いつも言うことですが、機械で計測した明るさと、人間が感じる明るさは大きく異なります。それは目には絞りがあって、それが自然に開いたり閉じたりしながら感じる光の量を調節しているからです。
ですから、例えばカメラの絞りを固定しておいて、同じ撮影条件で刻々と移り変わる情景を撮ると、日食時の影響がよくわかるのでしょうね。
想像ですが、皆既日食でない限りはそんなに感動的なものではないんですよね、残念ながら・・・
6月21日は照明を消して、ロウソクで過ごしてみましょう、というイベントが行われた日でした。いいことですよね。東京タワーがライトアップされてなくたって、なんの不都合もないですものね。
そんな日に考えたこと。
日本は食糧自給率が40%未満ということだけれども、その食糧全体の25%程度が廃棄されているというアホみたいな事実があります。無駄な売り方、無駄な食べ方をなくせば、自給率だって自然にアップするわけです。
で、電気にもそんなところ、無いですか??
だって、皆さんも衛星写真で地球の夜の風景を見たことあると思いますが、日本の海岸線のほとんどがニューヨークさながらのぎらぎら照明ですよ。なんであんなに煌々と照らされていなくてはいけないのでしょうか。その一方で、省エネの大合唱・・・
照明器具の改善もさることながら、もっと無駄な使い方を止めませんか? その一方で、光を楽しむときには、大いに楽しみませんか。ちょっとの意識で、すてきな照明器具の将来も約束されるとおもうんですが、どうでしょうか?
一昨日、用事があって近くの老人ホームに行ってきました。もと国立銀行のグラウンドがあった跡地にできた、かなりでかい建物です。入居するのに○○千万円とか○億円とかを支払って、健康なら入居できる、ということらしいです。
で、中に入りますと、その豪華な内装に驚きました。とくに照明器具には目がいきますね。
大きなシャンデリアやテーブルランプ、ブラケット照明などがふんだんに使われていました。残念ながらコンコルディア照明ではなかったですが。
その下でみなさん、優雅におしゃべりをしておられましたよ。まあ、とにかくすごいところでした。
引掛けシーリング用のキャップが端っこについた照明器具をお客様がお持ちになり、それをカバーつきのものに変更したく、必要部品を手に入れたい、ということでご来店になりました。それは小さなナットであったり、ワッシャーであったりするのですが、どこに行っても見つからない、とのこと。
なるほど、そのように変更をご希望になるお客様もあるのか、と感心する反面、いまさらながらですが、そのような部品が残念ながら一般の店には売っていないのだと気づきました。かなり特殊な世界なのですねぇ。
そういえば、東急ハンズには(店舗によっては)そんなものを売っているところもありましたね。
最近、テーブル用の照明器具の扱いを始めました。
実は数年前まではけっこういろんな器具を揃えていて、コンコルディア照明のさまざまなガラスシェードを組み合わせて販売していましたが、供給元が止めてしまったためにストップしておりました。
今回、半年前にやっとこさ新しい器具を開発し、念願の「シャンデリアとテーブルランプのペアルック」を実現することができました。壁照明ウォールブラケットと同じガラスシェードをつけることももちろん可能です。
部屋の中央のシャンデリアと同じガラスシェードをつかってテーブルランプが作れる、というのはホントに良いものですね。
すっごい格調高いコーディネート! という評価を受けること請け合いです。
詳しくはコチラ
ここ1週間ほどのあいだに、例の「近いうちに白熱電球が消える」という話題を3回ほどお客様からお聞きしました。皆さんがどうも誤解されていて、ここでもう一度はっきりご確認されたほうが良い点は、
「いま私たちが使っている照明器具に必要な電球が、ある日突然無くなる事はない」ということです。
例えば白い普通球(ナスビ型の、一番よく目にする電球)はあと約2年くらいで製造がストップされるといわれています。それはどうしてかと言うと、これらはすべて同じ形の蛍光灯に置き換えられるからです。逆に、同じ普通球でも、クリアの電球は蛍光灯で同等のものがまだできていないため、まだしばらくは生産中止にはなりません。個人的にはクリアの蛍光灯がそんなに早く実現できるとは思えないので、かなり時間はかかると思っています。
他の種類の電球も基本はすべて同じです。
だから、結論としては、あまり心配することはない、ということです。
昨日テレビを見ていたら、ある居酒屋チェーンさんが店内照明をすべてLED照明に取り替えたとおっしゃっていました。消費電力量も80%カット! らしいです。
で、どういうことかと見ておりましたら、要するに照明器具はなにも特別なものではなく、我々が見慣れた照明器具、すなわちこれまで使っていた照明器具の電球だけを取り替えた、ということ。そんなことなら誰でもできるじゃないか、と言われそうですが、なかなかどうして、そう上手くはいきません。
といいますのは、LED電球はまだまだ暗く、白熱電球が100Wやそれ以上の明るさが出せるのに対して、数ワットからせいぜい10Wくらいの明るさしかない。でももともとそんな明るさで十分な居酒屋の照明にとって、LEDへの変更はあまり問題にはならなかったのだろう、と思うのです。
つまり、居酒屋さんだからできるワザ、とも言えるのです。
ということは、もともと白熱電球使用であったとしてもそんなに低いワット数で使っていたのだから電気代もたいしたことはなく、それがLEDに替わることで、もっとゼロに近くなったのに違いありません。
全国の居酒屋さん、チャンスです! 先頭切って省エネができるぞ!
電球メーカーさん、頑張ってワット数の大きなLED電球を早く作ってください!
ヤマギワというと、照明器具の業界では知らぬものはなく、高級照明器具を扱わせると日本一という定評を得ていた会社です。
昨日そこの営業の方がこられましたが、なんとクラシック系の照明器具をお探しとのこと。すでにヤマギワではクラシック系の照明器具をほとんど扱っておられないとのことでした。弊社クリストファー・レイ社がスタートした頃には東京をはじめ各地にシャンデリアなどをわんさか吊るしたショールームがありましたが、それも今はほとんど無いのだそうです。ほんとに様変わりしてしまったものだと、ちょっと考えさせられました。
でも、その営業の方は言っておられました。「またいろんな流れのなかで、そのうちヤマギワもクラシック系照明器具に戻る可能性はある」と。 是非そう願いたいものだと感じました。でなければ、日本から良い照明器具が消えてしまいますものね。
今日は照明器具本体ではなく、ガラスシェードに多くみられる『バラ』のモチーフです。白やピンクのかわいいバラのガラスシェード。製作は花びらを一枚一枚くっつける方法ですので、かならず手作業がともないます。ひとつひとつ形状がちがうので、なかなか趣があります。結構大きなものも目にしますが、普通は小ぶりで、あまり明るい電球を入れることができません。
同じバラでも、ティファニーシェードに使われている古典的な「ピンクローズ」。細部まで表現できているわけでもないのに、ピンクのバラだとわかってしまいます。
照明器具本体にはバラは無いのか、というとそうでもなく、たとえばバラのシェードをつけるのを前提にして、テーブルランプのアームがなんとなくバラの木の茎のようになっているものもあるのですよ。
他にもいっぱい花はあるのに、なぜかバラが多い・・・ というお話でした。
今度はちょっと可愛く、エンジェル(天使)の登場です。
たしかに、ヨーロッパではエンジェルをあしらった壁飾りとかがありますが、そんなに一般的とは言えません。日本のアンティーク照明で根強い人気を誇っているのが、天使が腕を差し出したその先にバラのシェードがぶら下がっているものです。これなどに関しては、われわれ異教徒のものが見るとただ可愛い照明に見えますが、はたしてヨーロッパの人が見て、これらはどのように映るのでしょうか。
といいますのは、私の知るかぎり、「天使」にはいろんな階級があって、いろんな役割の天使がいます。「可愛いこどもの天使」というのは無いといったほうが良いと思います。私たちが「天使」の呼称で想像しているものは、ほとんどが「キューピッド」でしょう。
いろんな階級のうち権威あるエンジェルは、羽で体をかくし、顔だけが見える、というような姿で表されています。冒頭で申し上げたエンジェルをモチーフにした壁飾りや照明器具にはこのようなものが多いです。
「わたしエンジェルの照明が好き!」とおっしゃる方も多く、それはそれで良いのですが、認識だけはきちんとしておきましょう。それは、キューピッドです。
先日鯉のデザインということを申しましたが、と言うことは、次に出てくるのは『龍』でしょう。
で、そういいながら探しますと、あるのでした、『龍』の照明器具が!
でもそこにあるのは、タツノオトシゴをもっとおどろおどろしくしたようなイメージのものでして、我々の見慣れたものとは特に体長が違います。私たちはどうしても禅宗のお寺の天井に描かれたものをイメージしてしまいます。頭のほうは結構雰囲気が似ているのですが、胴体から下が尻切れトンボ状態になります。もっともあんなに尻尾が長いと、照明器具や他の家具などのデザインにはすごく不向きでしょうね。
ところが、なんとその龍に似たデザインのものはヨーロッパではドラゴンではなく、グリフィン(グリフォン)と呼ばれているのです。ギリシャ神話にでてくる龍の仲間のようなものらしいです。だから、鯉は中国からヨーロッパに行ったものの、龍までは一緒に連れて行ってなかったようです。
わが宝塚市は音楽の都ウィーンと姉妹都市でして、どういう理由からかウィーンの博覧会かなにかで使用されていた公園の置物などが何点か置いてあるのですが、そのなかの一つに水のみ場があり、その蛇口が鯉の形をしています。
今朝それを見てふいに思い出したのですが、照明器具-テーブルランプ- の古いデザインの一つにやはり『鯉』があるのです。逆立ちした鯉の尻尾にかかるように布シェードがかぶさっているものです。
でも、なにか違和感あると思いません?なにか、見た目もすごく東洋チック、というか中国っぽいのです。
鯉というと中国では尊ばれる魚のひとつで、ご存知のように、鯉が滝登りをして最後にたどり着くのがいわゆる「登竜門」。この門を潜り抜けた鯉はそのまま天に羽ばたいて龍になる、という言い伝えがあります。
明や清の時代には細工ものの素晴らしい工芸品があり、やはり鯉をモチーフにしたものが数多くありますが、おそらくそれらがヨーロッパに伝わったのでしょうね。
そういえば、ヴェルサイユ宮殿の宝物のなかに、大きなボウルで取っ手部分が鯉の形をしたものがあったような記憶も・・・
本来白熱灯を使っていた照明器具にも、電球型蛍光灯を入れる人が多くなってきたことは前にも述べました。コンコルディア照明ではそんな流れに沿いながら、それでも武骨な蛍光灯を入れても雰囲気が損なわれないような照明器具を作りたい、と鋭意努力中です。
まずは蛍光灯をいれてもとても綺麗なガラスシェードを開発すべく、今日サンプルを製作しました。白熱灯を入れた場合と比べるとやはり落ちてしまうのですが、いままでのものに比べるとけっこう良いですよ。
まだまだこれからの研究課題ですし、まだまだ時間もかかりますが、楽しみになってきました。
皆さんは『各家庭の照明器具の光の色』ということに注目なさったことはありますか?
私は職業柄そんなことばかりに目がとまってしまって困るのですが、昨日も、ある大型マンションの窓がどんな色になっているかを数えました。
どんな色、というのは、ようするに「赤っぽい光」か「白っぽい光」か、ということです。
同じマンションをおよそ8年前に一度おなじ目的で数えたことがありますので、ちょうど良い検証になるのですが。
約170戸にあかりがついていて、今回は「赤っぽい」家がほぼ7割、「白っぽい」家が残り3割でした。で、これが8年前はどうだったかというと、割合をはっきりと覚えているのですが、「赤」が4割弱、「白」がのこり6割くらいでした。
8年前だと赤っぽい光の家ではたいていが白熱電球の照明器具だったと思います。それ以降電球メーカーが「電球色の蛍光灯」を積極的に販売し、これが各家庭に浸透していったのでしょうね。家のなかでは赤っぽい光のほうが落ち着く、というのは誰しも同じだということなのでしょう。

