イギリスと真鍮製照明器具

イギリスで照明器具の勉強をしていたときのことです。

 

どうしても真鍮製の照明器具が多いのですが、それをほとんど綺麗な磨き真鍮の色で販売しています。パブなどに行くと真鍮の照明器具がかなり黒っぽい状態でついていて、それを見ていいなと思っておったものですから、お店の照明がそういう状態でないことに少々驚いたものです。

我々日本人はあまりピカピカしているよりも、すこし落ち着いた色のほうを好むのに、それに対してヨーロッパの人は好みが違うのだろうと、私なりに理解しましたが、それはちょっと違っていて、聞いてみると、結局そんな磨き真鍮(ポリッシュブラス)の状態で購入したお客様はそれが年代を経て色が変わっていく様もいっしょに楽しんでいるんだ、とのことでした。

だから、イギリスなどではアンティークの流通が盛んで、丹精こめて古びた感じにした真鍮製品が高値で売り買いされるし、本来そういったくすんだ色も、彼らは大好きなのでした。

 

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