ドラマの時代考証-照明器具(3)
思えばたしかに、この明治という時代は恐ろしいほどのスピードで世の中が変化したのだろうと思います。
明治維新1868年までは、江戸時代ですから、頭にはちょんまげ、腰には刀、そしてろうそくか灯火で照明をとっていました。灯油ランプも入ってきてはいたでしょうが、もちろん一般市民のものではありません。
それが1879年にエジソンが電気照明を発明してから照明の世界は変わります。といっても、ご存知のとおりエジソンは最初に日本の竹をつかってフィラメントを作ったわけで、それが汎用性のある、耐用性のあるフィラメントとなり、商売に値するものになり、またさらに世界に広がるには相当の時間がかかったと思います。
思えば、この時代を背景とした映画やドラマはなかなかありませんでした。
時代劇に続くのは、江戸末期から明治維新のもの、そのあとは昭和初期からの大戦前後を描いたものが多いのではないでしょうか。ですから、照明器具のことに関してなにも疑問をもつことがありませんでした。
そういう意味では、この『坂の上の雲』、ほんとに注目です。
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