2010年2月の記事一覧
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私が冬季オリンピックの競技のなかで一番好きなのが、『バイアスロン』。
なんといっても、何キロも全力でスキーで走り、息があがっている中で鉄砲で的を射る。この静と動のコンビネーションが実に感動的(!)です。
今回のバンクーバー大会では、ほとんどのバイアスロン競技は晴天のもとで行われましたが、これが雪降る中で行われるときはもっとすごい。射撃場にテレビカメラはあるけれども観客の声は聞こえず、また射撃をしたときの鉄砲の音さえもプスッというだけ。あとはほとんど真っ白な画面をずっと眺めている。白いもやから次の選手が現れて、射撃を終えた選手は白いもやに消えていく。射撃が失敗すると選手はペナルティエリアを周回しなければならないけど、それがほんとにもの悲しい。
大好きです。
バンクーバーオリンピックも最終盤、振り返るといろんなことがありました。
まずは、開会式で聖火台として立つはずだった4本の柱のひとつが出てこなかった。
リュージュの練習中に選手が死亡したし、スピードスケートの競技の合間の製氷作業が機械の故障で大幅に遅れて選手の時間調整に悪影響を及ぼした。
冬の大会は一般に天候の影響は避けられず、よくスケジュールの遅れや変更はあるけど、あまり例のない出来事でした。
さて、場所はカナダです。かの国の国民性は熟知はしていませんが、「おおらかな」人たちが多いということは聞いています。私が住んでいたオーストラリアと少し似ているということでしたから、想像は容易です。で、私がそんな国民性が嫌いかというと、そんなことはない。
ただ、もしもこの失敗が2008年夏の北京オリンピックだったらどうだったでしょうか。
思い出しますね、開会式の映像にあらかじめ準備されたCGが使われたとか、少女が口パクで歌ったとか、思い切り非難していましたよ、日本のマスコミは。
それに対して今回はどうですか? 聖火台が一本立たずに、待ち受けた聖火ランナーは何もせずにぼんやり立っていたんですよ。それに対してどんな対応をしたんでしょうか、日本のマスコミは?
私は、個人的な意見として、バンクーバーのことも北京のことも、ある意味不可抗力だし、またどっちでもいいことですから、双方そんなに非難する気はありません。
言いたいのは、『相手を見て言い方を変えるのは嫌い』 ということです。
トヨタの豊田社長がアメリカ議会の公聴会で非難の言葉を浴びせかけられています。もちろんそれなりの失敗があり、公聴会に呼ばれるレベルの問題なのだろうとは思います。
でもその裏に、「アメリカの伝統産業、というか残された唯一の基幹産業である自動車業界をここまで凋落させた張本人のひとり、『トヨタ』への恨みつらみ」が存在するんだろうな、と思うのは私だけでしょうか。
ビッグスリーが業績を落としたのはあくまでも自分たちの車の性能のせいであり、トヨタや他の日本車、韓国車を逆恨みするのはおかしいわけです。今回の出来事も、そんな裏心理を排除して、公正な見方で物事が進むことを期待しています。
といいながら、2月24日と26日のオリンピック、女子フィギュアスケートで心の片隅で「キム・ヨナ、ちょっとは失敗してくれ!」 と願いながら彼女の演技を観ている私がおりました。
でも、真央ちゃんが負けたのはキム・ヨナのせいではないのです。あれだけがんばったけど、それでもやはり真央ちゃんの実力が下回ったからなのですね。
前に書いたのですが、照明器具業界に限らず、日本には独自の規格があってそれが世界の標準(スタンダード)とずれているものですから、それが参入障壁になっている部分があります。
今回はその逆の現象なのですが、2月11日付の日経新聞記事によりますと、中国LED照明市場において、日本メーカーが立ち遅れているというのです。それは、LEDの世界標準を日本政府や日本メーカーが取り損なっていて(出遅れていて)、おかげで、欧州や台湾のメーカーが優勢なのだ、ということらしい。メーカーも政府も、この計り知れない可能性を持つ市場の大きさを認識していないのでしょうか、またしても日本だけが妙な規格を保持し、参入障壁だけでなく、海外に打って出るために(海外の市場に合わせるために)無駄な手順を踏まなければならないのです。
ほんとにこんなことで良いのでしょうか。早く世界共通の規格で商品が行き来してほしいものです。
春には青葉が似合うと思っていました。だから青とか緑が春の色のような気がしていましたが、今朝歩いていると、ふとそれは間違いだと気づきました。
春、それも一番最初に訪れる「春」の色は、ピンクでした。
硬い木の芽がほころんで、黒っぽい赤からピンク色を帯びた赤に変わってきます。そして今日、梅の花が早くも咲き始めました。もちろんピンクです。
週に何日か歩く道ばたの梅の木。数日前にこんな句を作っていました。
やがてさく 雪にこごえる 梅のえださき
でも、今日は数個の花が開いていました。鮮やかなピンク色。
もう、春ですね。

