歌舞伎と照明器具
日本の芝居に照明器具が本格的に取り入れられたのは最近のことで、西洋の影響をうけて芝居見物が夜にできるようになったのはそのときからでした。(それまでは、朝から夕方までに芝居を観るというのが一般的だったというのは前にこの欄でのべました。)
芝居時間のことだけではありません。歌舞伎役者の化粧もその影響を受けているのだというのです。照明がきちんと当たらない状態(とくに曇りの日)で舞台に立ちますから、くっきりとした目鼻立ちを描く必要がありました。
真っ白なドウラン、太いくま取り。客席から見て、すこし薄暗い曇りの日でもはっきりとわかるようにそれぞれ工夫がなされたそうです。
で、そのなごりで今、舞台の照明が発達したあとでも、同じようなけばけばしい舞台化粧をつづけているわけですね。
もうすこしナチュラルな化粧だったら良いのに、と思うことがありますが、そんな歴史を考えると少しナットク、です。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 歌舞伎と照明器具
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.christopher-wray.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1508


コメントする