あかとんぼとペチカ
今年はよく言われるように、夏のあとに冬が来てしまって、心地よい『秋』が来なかったような気がしますね。
秋のうたというと、まずは『あかとんぼ』。 兵庫県出身の三木露風が作詩をしているので私はよけい耳にする機会が多いと思いますが、この秋はどちらかというと夏の終わりから秋風が吹き始めたころのものでしょうか。
次に秋のうたといえば『小さい秋』 だれかさんが みつけた ちいさい秋 みつけた ・・・ という、あの歌ですが、こんなにものさびしげな詩をよく書くなあと思うほど、ほんとに寂しくなってしまいます。
ということで、そういう歌は今年はあまり縁がなく、一昨日こたつを出した我が家で、なぜか頭に浮かんでくるのはいきなり『ペチカ』。ペチカを前にしてお話しましょ、というあの曲です。北原白秋の作詩ですが、この曲と最初の赤とんぼは、山田耕筰の作曲で、この人も青年のころには私たちの地元にある関西学院に籍をおいていたということで、親近感を覚える人です。
北海道のペチカというのは、聞いたところ、そんなに派手な姿ではなく、壁の一部のように作られることが多かったようです。そんな小さな火のそばで、あかりをとりながら暖をとる、そんな夜だったのですね。そうなるともう、暖炉のそばのブラケットライトみたいなものは必要ではなく、あったとしても小さなテーブルランプくらいということになるでしょうか。
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