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2011年6月 2011年8月

エコのため、節電のために、家の照明器具すべてに省エネ電球をつければいいじゃないか、と思っている方、もしかして間違いをおかすかもしれませんよ。

つまり、省エネ効果だけで電球を選んでしまっていいのかな、ということです。だからまずは基礎講座から。

蛍光灯: 

最近はかなりコンパクトになりましたが、蛍光灯にはかならず安定器とよばれるプラスチックの部分がありますので、そこからは光が発せられず暗くなる部分があります。

それから、発光のしくみ上、かならずガラス面は白くフロスト状になります。クリアなキラキラした光は生まれません。

また、これも最近はよくなってきていますが、スイッチを押してから100%の光量になるまで若干時間がかかりますし、基本的にON/OFFを繰り返すと寿命が縮みますので、たとえばトイレなどには本来適しません。

反対に、先ほども言いましたが、最近の蛍光灯は安定器部分が小さくなってずいぶんと形がよくなってきました。さらなる発展を望むところです。

LED電球 :

だんだん改良されてはいますが、直下の明るさと横方向の明るさがかなり違うし、上方向には光が殆ど向かわない、という弱点があります。ルーメンで表記され区別されるため、これまでと同様の光を得ようとしたときに適した電球が選びにくいし、基本的にあまり強い光量を確保できるLED電球は作られていません。あとは、最初の頃よく言われた、電磁波の影響で健康を害することがままある、ということが弱点といえるでしょう。

でも、逆に特徴はとにかくエネルギー消費量が少なくて済むし、寿命も長いということでしょう。(寿命に関してはまだ誰も実証はできていませんが。)さらに、色が変えられたり調光が出来たり、といった電球自体が電子機器のような能力をもっているのが特徴ですね。フロスト面からの光だけでなく、クリア面を通した光も作れるので、キラキラ感も実現できます。

LED電球はとにかく発展途上です。まだまだ進化すると思います。めいっぱい期待しながら行く末を見守りたいと考えています。

白熱電球 :

これは皆様十分にごぞんじのもの。とにかく今やエネルギー効率が悪い、と言われています。欠点はただこれだけ。

逆に言えるのは、とにかく美しい。安らげる、ほっとできる。温かみがある・・・ ということでしょう。どの方向にも光は届きますし、いいことは一杯なのですが。いかんせん、エコじゃない。つらいところです。

以上

 

 

最近よくお客様から、「白熱電球ってもうすぐなくなるんでしょ?」 と訊かれます。

が、答えは「NO」です。

詳しくは下のページに掲載したレポートをご覧いただけるとありがたいですが、簡単に言うと、「省エネ電球で完全に代替できる」とされる白熱電球は製造をしなくなるけれども、「完全に代替できない白熱電球」はこれまでどおり製造される、ということです。

http://www.christopher-wray.co.jp/report/hakunetsu2.htm

代替できるものの代表はいわゆる「普通球/一般球」と呼ばれている、一番よく見るなすび型をした電球(白い電球)です。これについては大きさも形も明るさもほぼ同等の蛍光灯がすでに存在しているので、完全に代替できるわけです。実はこの白熱電球を蛍光灯に変えるだけでも、相当量のCO2削減効果があります。それだけこの電球は使用量が多いということです。

逆に、たとえば同じ普通球でもクリア電球については継続製造です。なぜなら、形は同じでも、蛍光灯では透明の電球は作れないからです。もしかして将来LED電球としてこの代替品(クリアなもの)ができるかもしれませんが、そのときにはこの白熱電球はおそらく製造されなくなるのでしょう。まだかなり先になりそうですが。

具体的に言えば、東芝ライテック社の場合、製造中止したものは次のとおりです。

普通球(白・シリカ)、ボール球、セミホワイトランプ、パステルカラーランプ です。その他は現時点ではすべて継続して製造です。

コンコルディア照明の器具に関係のありそうなものとして、

クリプトン電球、シャンデリア電球、小丸電球、普通球(クリア球) がありますが、すべて継続製造とされています。

もちろん、コンコルディア照明の器具にはLEDや蛍光灯の省エネ電球もお使い頂けます。正直言ってまだ美しさの点で白熱電球には劣りますので、どの程度使うべきかについて、ご家庭で検討されたらどうかと思います。たとえば、ベースの8-9割は省エネ電球とし、『1日の疲れをとるための明かり』として一部に白熱電球の照明器具を残す、といったやり方が一番現実的なのかもしれないと考えています。(このあたりの考え方については次回に。)

hakurakuten-2011.JPGhakurakuten-2010.JPG白楽天山は他の山・鉾と同様にすばらしいタペストリーで飾られています。

とくに前掛け(進行方向前面の飾り物)は有名で、16世紀ベルギー製の「トロイ落城」をモチーフにしたものだそうです。あのトロイの木馬は描かれていませんが、ホメロスの叙事詩で有名なお話ですよね。

一方進行方向に向かって左の胴掛けの題は「農民の食事」というらしく、17世紀フランスのものだそうです。そしてわがconcordiaの文字はその胴掛けの上に垂らされた別のゴブラン織りの中にあります。concordiaの文字の上には美しい女性が描かれていて、彼女は他の妖精風の女性に囲まれながら手のひらの上にお城を載せています。(この女性と『調和』がどう関係するのかはわかりません。)

それから、同じ絵の中、左側には別の文字「ivstitia」が見えます。これももちろんラテン語ですが、これは比較的分かりやすく、別の表現をすれば iustitia であり、英語になると justice、つまり『正義』となります。これも女神であるらしく、ivstitia もしくは iustitia で調べると、天秤を持った女神像がでてきます。裁判所などに飾られるあの像も同じものを持っていますね。

とにかく、この横長の垂れ幕には調和と正義が表現されているのだろう、と「想像」されますが、あまり詳しいことはわかりません。

さて、そうこうするうちに 2011年の7月17日がやってきました。今日はいっぱい写真を撮ってやろうと早朝から京都に出かけまして、四条通りで白楽天山を待ち受けました。

ところが、ところが、大ショック!!

ことしはこの横長の垂れ幕が昨年と違っていたのです。

ことしの写真をご覧ください。「農民の食事」はそのままなのですが、上の部分が違うのがお分かりいただけるでしょうか。

左が2010年のもの、右が2011年のものです。

私は大慌てで山の先頭を歩いている着物姿の男性に声をかけ、理由を尋ねました。そうしましたら、「昨年は朝方雨が降ると予報があり、雨にぬれても良いほうを胴掛けの上にかけたのです」とのこと。結果は昨年は梅雨明けの快晴だったのですが、そうすると2006年の大雨の際に同じ垂れ幕が使われて、その後3年間私が走り回って探しても見つからなかったことの説明がつくわけです。

結局6年がかりでconcordiaの文字との偶然の遭遇からロゴ確立、そして検証までを行ったというわけで、でもおかげさまでとてもすっきりしました。

私個人的にはconcordiaの文字の入った垂れ幕が雨用の準レギュラー扱いなのがちょっと恨めしいですし、正直こちらのほうが今のもの(レギュラー版)よりすばらしいとは思うのですが。

コンコルディアの由来(了)

 

 

やっと見つけました! 2010年7月17日です。

白楽天山の胴掛(サイドにかけられる飾り物のこと)としてかけられたタペストリーの上部にはっきりと、「concordia」とあります。追いかけたのですが、狭い狭い新町通りなので白楽天山はあっさりと向こうに行くし、こちらは観客を掻き分けかきわけなので、えらい苦労しましたが、なんとか数枚の写真も撮りました。

前に見たのが2006年で、それも大雨のなかでしたから、おぼろげに記憶していたものとはかなり違っていましたが、ほんとによかったです。これでやっと社員にもCONCORDIAの由来を話してあげられました。(見つけるまでは、なんともぼんやりした話ですからね。)

まあ、白楽天山とまで分かったのですから、詳細やアップの写真は来年、つまり2011年にもう一度ゆっくり撮影しよう、と思いつつその日は帰途につきました。

concordia-1.JPG問題は、さて祇園祭で見た『山』(山車のこと)がはたしてどれだったのか、ということです。

大雨のなかでカサをさしながら『concordia』の文字を見たのはほんとに一瞬のことで、それをメモしたころにはもう大粒の雨の向こうにその山は行ってしまいました。家族をほうっておいてそれを追いかけるわけにもいかず、ましてやこのconcordiaが私たちのブランド名になるとは決まっていませんでしたから、当然のようにその2006年の祇園祭はそれで終わったのでした。

さて、翌2007年から、2008年、2009年と、毎年(2008年などは宵山もふくめて2度)京都に通ってこの山を捜し歩きました、が、なんと全く見つけることができないのです。

祇園祭はいわば「concordia」の文字と遭遇したきっかけですから、そんなに大げさな意味は無く、見つからなくてもイイや、と心の片隅では思いつつも、なんともすっきりしない7月17日を毎年すごしておりました。

そして、2010年。昨年のことです。

祇園祭というのは、たいていがまだ梅雨の明ける手前で、それも梅雨の最後の雨(結構強めの雨)にたたられることが多いのですが、この年は17日がまさに梅雨明けのその日。むちゃくちゃ暑い日でした。

暑いので新町通りで壁にもたれながらぼんやりと巡行を見ていた私の目に、なんとあの「concordia」の文字が!!

これがそのときに撮った写真です。

 

 

それからいろいろと調べものをしましたが、concordia はどうやら『調和』とか『協和』の意味だと分かりました。また、ギリシャ神話の時代に、水のみ場をめぐって争っていた鳥たちを鎮めるために水のみ場に錫杖(しゃくじょう)がたてられ、その後鳥たちは争いなく水を分け合ったとの故事とも関係するようです。「心をもって」とか「こころから」にも通じるわけですね。

 

で、これは新しいブランド名にいいな、と思いました。すこしぎくしゃくした日常生活のなかでも、私たちの照明器具を使ってもらうことにより「調和」の世界の手助けができればうれしいじゃないか、ということです。

そういう経緯で、私たちの名前『コンコルディア照明』は誕生しました。ロゴも作りたいと思い、鳥たちが水のみ場に立つ錫杖のまわりで仲良くしている様子をあらわそうという意図で製作しました。(このホームページの先頭にあるロゴのことです。)

 

なかなか良いネーミングだったと今でも誇りにしていますが、じつはその後もけっこう大変だったのです。

2006年ですから今から5年前のことになりますが、7月17日祇園祭の山鉾巡行のこの日はひどい雨にたたられました。

この祭りが大好きで7月17日にはチャンスがあればかならず出かけているのです。宵山などで風情のある京の夜を楽しむのもいいですが、その雅さとかなりかけ離れた、ある意味「勇壮な」趣きが好きで好きでたまりません。

で、その5年前のこの日、雨傘をさしながら見学していた私の前に、ある「山」なのかが通り過ぎようとしたとき、その赤いタペストリーに、concordia の文字の刺繍が目に入りました。

その当時、私は、それまでに扱ってきた照明器具の中から、今後引き続き扱うべき照明器具をセレクトしている最中で、その作業が終わったらその総称としてなにかブランドネームを作りたいと考えていましたので、ふとその文字をメモしたのです。

でも、そのときに私は何を考えたかと言いますと、「コンコルドか。そういえばそんな名前の超音速旅客機があったなぁ。そういえば、『コンドルは飛んでいく』というサイモン&ガーファンクルの好きな曲もあったし、たぶんコンコルドというのは『鳥』という意味なのかな?」などと思ったのです。

馬鹿ですよね、コンコルド と コンドル をごっちゃにしているのですから。

ということで、その日は雨のなか京都をあとにしたのでした。

もう飛ばなくなって久しいですが、アメリカとヨーロッパを行き来する超音速旅客機がありました。名前をコンコルド(concorde)と言いました。

コンコルディア照明の名前の由来となった同じラテン語「concord/concordia」から来ていて、意味は「調和」とか「協和」となっています。

私はときどきラテン語の曲を歌ったりするので、うろ覚えではあるのですが、conというのはたしか英語のwithと同義であったかと思うし、cordiaは心、という意味らしいです。(〇〇コーディアル証券という名前の証券会社が最近できたようですが、そんな意味をもつのですね。) ですから、concordia は with+heart、つまり直訳すると 「心から」「心をもって」という感じになろうと思います。

さて、では何故私どもの照明器具のブランド名としてこのコンコルディアの名前をもってきたか、について次回以降、徐々に種明かしをしてまいります。 

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