2011年9月の記事一覧
←2011年8月 2011年10月→と、こんなご質問をよくいただきます。
コンコルディア照明のラインナップの多くは私どものオリジナルで、それ以外のものも含めておそらくほとんどの商品は弊社でしか見ることができないと思います。オリジナリティには自信があるものの、一方お客様の側からすると、この商品は○○メーカー製で、A店でもB店でも売っているからそこでまず品質を確認し、そのうえでどの店から買うか考えよう、というような買い方ができません。
私どもではホームページでの商品案内とカタログ販売を中心に販売をしておりますが、一方で、やはり実際に商品を見て確かめたい、というお客様も多くいらっしゃるので、私どもでは 宝塚本社(兵庫県宝塚市)にショールームを設けており、また2007年春より東京銀座に小さな展示ルームを作っています。
東京展示ルームの方は完全予約制だったりしてちょっとご不便をかけたりしますが、よろしかったらどうぞご利用ください。(宝塚ショールームのほうも、土曜日のご来店には事前のお電話が必要です。) ともに、シャンデリアをはじめ各種照明器具がぎっしり詰まったスペースをご用意しています。
今日はなかなか貴重な経験をしました。
シャンデリアをお買い上げ頂いたお客様がシャンデリアを取りつけされましたが、その長さを微調整したのです。
小さめのシャンデリアを天井高2400ミリから下げて、最初は器具下端が床上1800ミリに来るようにしていたものを、約50ミリ伸ばしたのです。取り付けた部屋は約4畳の広さなのですが、この小さな空間で見たときに、最初の長さでは不思議に、上すぎる印象を受けました。数字上ではそんなに問題ないはずなのですが、あと数センチ伸ばしただけで、存在感が増し、いい感じになったのです。下に必ずテーブルを置く、とかだったらさらにあと数センチ伸ばしても良いかと思いましたが、とにかくやはりいつも思っていることなのですが、どんな長さにするかによって、同じ照明器具が映えるかどうか、決まるのですね。
これからも長さには気をつけてお客様とお話をしていこう、と改めて思ったしだいです。
大手ではないけど、長年電球を作り続けている某電球メーカーさんと話をする機会がありました。
この会社は昨今の省エネ電球の流れに逆行して、白熱電球をこれからも中心にしてやっていく、とのことです。もっとも、経済産業省からは、「代替できる省エネ電球が完成したら、同じ目的・形状の白熱電球は順次生産をやめてくれ」 との話がきていることもあるので、もう生産は考えておらず、輸入品が中心になるそうです。
でもなんでそんな話になるか、と言いますと。
例えばハウスメーカーさんが建売新築家屋の引渡し前に照明器具を買ってその家にとりつけた場合、同じような照明器具でも「蛍光灯」の入るものと「白熱電球」の入るものでは電球代だけでかなりの違いが出てきます。ハウスメーカーさんとしては同じようなものであれば安いほうが良いわけで、できることなら白熱電球の器具にしたいのです。
また、例えば工事現場などでは、どうしてもコストの安い白熱電球のほうが好まれるともおっしゃってました。
そんな状況があってか、この電球メーカーさんには白熱電球、それもまもなく生産中止になる普通球(一般球)の注文が多く入っているそうです。
電球の生産が中止になれば順次それを使う照明器具も生産されなくなるのは必然ですから、時間がたてばどうしてもこれらの電球はなくなるんだろうと思います。でも、たぶんそれまではきっちりとそんな隙間マーケットを狙って頑張られるわけですね。
なるほど、なるほど。
どうしても実物を見てから決定したい、というお客様のために作った、ほんとに小さいけれどもシャンデリアやブラケット、ペンダントライトなど照明器具がぎっしり詰まった,東京・銀座の展示ルーム。HPの写真だけではわからない、色合い・質感・醸し出す雰囲気などなど、隠された情報がいっぱいつまったこの小さな部屋にどうぞお越し下さい。
東京・関東以外にお住まいの方が東京においでになったときにも、ついでにご覧いただけるよう、東京駅からタクシーで5分くらいの距離に設けています。よろしければご利用ください。
予約を頂戴した方しか入ることができない、などちょっと変則的なシステムなので、案内ページをご覧いただいたうえでご予約ください。スタッフ一同、こころよりお待ちしております。
もちろん、兵庫県宝塚市の本社ショールームでも皆様を歓迎致しております。
昨日のコラムの中で「色温度」のことに触れながら、全然その説明をしていませんでした。
皆さんの照明器具選びにも参考になると思うので、すこしこの色温度について。
温度、とは言いますが、これは光色を表す数値のことです。単位はケルビン(K)。
一般的に 白熱電球は2800k、ロウソクは2000K、逆に 晴天時の空は12000K、曇天でも7000K とされています。色温度が低いと赤みや黄色みを帯びた光色となり、色温度が高いと青みや白みを帯びた光色となります。住宅では 2700K~6700Kの色温度が推奨されています。
蛍光灯にもいろんな色温度のものが用意されています。昼光色のものは6700K(青白い光のもの)、昼白色のものは5000K(太陽と同じ白い光)、そして電球色3000Kとなります。
色温度が低いと、暖かな落ち着いた印象の部屋になるし、逆に色温度が高いと、涼しげで活動的な環境を作り出します。
それが色温度でした。住宅の照明では、多くの色温度をミックスさせないほうが良い、との声もあるそうです(昨日と同様の日経新聞記事)。
日経新聞に9月17日掲載された記事に照明器具に関する面白い意見があったので紹介します。
『室内照明 複数の明かりで』というタイトルの情報記事なのですが、その中の、ライティングデザイナー東海林さんという方の見方に関する部分を紹介したいと思います。
“・・・家族の心理にも影響する照明の「質」にも気を配りたい。「演色性」と「色温度」がポイントだ。 東海林さんが押すのは白熱灯。自然光で見る色味にどれほど近いかを示す演色性が高いからで、とりわけ食卓照明な食材の色味が自然な白熱灯をすすめる。電源と器具の間につないで明るさを調節できる調光器でこまめに明るさを調節すれば、消費電力が大きい白熱灯でも節電が可能だ。・・・”
そうか、だから、白熱灯を上手く使いつつ、色温度の近い蛍光灯(一般に「電球色の蛍光灯」と呼ばれているもの)などを一緒に配することができれば良いのでしょうね。
コンコルディア照明としては、省エネの観点からLEDなどでも使える照明器具を揃えていくつもりではいますが、そうは言いつつ、心の中では「本当は白熱電球のほうがきれいだけどな」と思っているので、この記事などは読むとほっとしますね。
白熱灯も頑張れ!
ひさしぶりに人気ランキングのページを更新しています。今回は過去25ヶ月にご購入いただいた照明器具の集計をしての作り直しです。
いろいろと変更、というか先日までご案内していたものと変動があるのですが、とくにその変動が大きいのはダイニングでした。一言でいうと、最近はやはり「ペンダントライト」のご利用が多くなったな、という印象です。
もちろんランキング内にペンダントライト以外にシャンデリア系のものなども入ってはいるのですが、比率としてはペンダント系の照明器具が多くなっているようです。
そして、どうやら配線ダクトレール(ライティングレール)を使用しながらのご購入が多くなっていますね。姿的にはああいうものですから、100%お勧め、というわけには行かないのですが、やはり使い勝手が良いというのが多くなった理由でしょう。まあ、自分でいうのもなんですが、綺麗なペンダント照明が下がっていれば、光り輝くガラスシェードが目線近くにあれば、わざわざ顎をあげて天井のレールを見る人は(見たとしても目障りと思う人は)ほとんどいないと思います。
最近LED電球のことを見たり調べたりしていると、メーカー名としてアイリスオーヤマというのがよく出てきます。みなさんご存じかとも思いますが、この会社は家庭内の便利雑貨や小物を作っている会社で、プラスチック製品が多いのですが、そこが今さかんにLED電球を売り出しています。そんなことが良くできるものだな、と思いますが、実はLED電球は高価格ではあるけれどもそれは部品代が高いだけで、部品さえ調達すればけっこうだれでも作れる、というのがその理由らしいです。心臓部のLED発光ダイオードそのものは別の専門メーカーが作っているのですね。だから今まで電球に何の関係もなかったメーカーさんでも参入ができます。
そんなことを考えていると、そういえば似たようなことがあるな、と思いました。それは電気自動車です。同じ「エコカー」といっても、ハイブリッドと電気自動車では全くその製造の難しさは違っていて、ハイブリッド車は技術の粋を集めた名だたる自動車メーカーしか作れないのに対して、電気自動車はバッテリーと電気モーターさえあれば誰でも作れてしまうもの。例えば、最近耳にするのは、既存の自動車のエンジンをはずしてその代わりに町工場の人が電気モーターを積み込んで改造する、などといった話です。
結局両方とも、心臓部の機械あるいは部品さえあれば、けっこうだれでも作れてしまう。でもともにその心臓部を担当している会社がこれからの流れを左右することになるのですね。
もう一つの共通性は、ともに現在は価格がかなり高い、ということでしょう。そうすると、そういった新規参入者は価格面でのメリットを謳って価格破壊をしてくるのでしょうが、その過程で一番大切な安全性がおろそかにならないか、との不安が少し出てきますね。なんとかそんなことにならないよう、官民ともに準備して欲しいものです。
とくに、照明器具の業界にとってはLEDの発達・進化は欠かせないものです。安全性や耐久性が保障されたうえでの、デザイン面、光の方向性に関する進化を望みます。
わたしどもコンコルディア照明ではシャンデリアとペンダントの項目を別のカテゴリーとして使い分けています。このときのペンダントとは、ペンダントライトの意味としていますから、おのずとこの2つは違うカテゴリーになるわけです。
ところが、じつは照明器具でいうところの『ペンダント』というのは結構幅が広く、本当はシャンデリアでさえもこのペンダントの中に含まれてしまうのです。つまり、ヨーロッパの照明器具で「ペンダント」というと、大きなシャンデリアから小さな(日本で言うところの)ペンダントライトまですべての「天井から垂れ下がるタイプの照明」を指します。
日本人がよくアクセサリーでつかう「ペンダント」という言葉も同じ語源です。上からプラプラと吊り下がっているもの、ということです。ですから、厳密には私たちが「ペンダントヘッド」と呼んでいる部分がペンダントなのです。つまり鎖部分はペンダントではありません。
まあ、でもそんなことを全て承知のうえで、コンコルディア照明ではシャンデリア部門とペンダントライト部門という2つの呼称を使っていますので、どうぞお許しを頂きたいと思います。どうしても日本での呼称に合わせるほうが皆様の誤解がないと判断したものですから。
今日で東京電力管内の節電要請が終了するようですね。
前にも述べましたとおり、ピーク時に需要が供給をオーバーしないように、というのが趣旨ですから、ピーク時すなわち夏場の昼過ぎにエアコンを落としたり、電子レンジを使わない、などというのが家庭としては主な対策でした。つまり、その意味においては照明はほとんど影響を与えていないのですが、それでもこの機会に家庭の照明をLEDに替えようという動きは活発でした。1年中24時間を通じて照明器具が使う電気量はおおむね17パーセント程度だったと思いますが、ことしの急激なLEDシフトでどれだけ割合が変動したかは注目に値しますね。
産業界のほうではこのために対策を施さなければならなかった企業も多く、収益にも影響を及ぼしたようですが、家庭その他では、案外プラスの面もあったのでは、と個人的に感じています。特に照明の関連で。
ヨーロッパの街や駅で感じたあの「すこし暗いけど、落ち着く感じ」に少しだけ近づいた感じがしたし、サマータイムの導入は個人的に賛成だし、なにより家のなかで照明を消す習慣が出てきたことです。家の中には無駄に明るくしている場所が結構あります。今回節電のために照明を消して問題のない場所がみなさん見つかったのではないでしょうか。今後もぜひその場所には照明を入れないでお過ごしいただきたい、と思っています。だって、それこそが本当に照明器具を楽しむための第一歩ですから。
今日照明プランのご相談にお越しになったお客様と話していますと、廊下の突き当たりでちょうどトイレの前にペンダントライトを吊るしてみたいのだが、とのお話。
最初はダウンライトが予定されていたようですが、もともとそんなにダウンライトがお好きでないそのご夫妻は、ペンダントライトでも良いかな、と思われた様子です。
私の答えは『大丈夫、絶対上手くいきます』。そのキッチンをでてからトイレに向かうその廊下の突き当たりには他からの光があまり入って来ず、ここは照明屋さんにとってはまさに「演出の場」なのです。どんな照明でも大丈夫ですが、なかでもご夫妻が気に入っておられたペンダントライトをお勧めしておきました。コツは明るくしすぎないことですね。ダウンライトであれば60Wでしょうが、ここなら思い切って40Wで、と考えています。
ついでに、お客様にはご迷惑だったかもしれませんが、廊下は最後までダウンライトにしておいて、いざトイレのドアを開けたときにそのお気に入りのペンダントライトが目にしっかり飛び込んでくるのも一興だとお話しました。
奥様からはそれでは両方につけたらどうかしら、とのご意見がありました。最初は両方はどうかな、と思いその旨お答えしましたが、離れ方によっては面白いかも、などと今は考えています。
シャンデリアのガラスシェードを交換したい。
というご希望がこの頃とても多いです。
もっとも考え方としてはシャンデリアだけでなく、ブラケット照明など、他の照明器具にも当てはまりますので、参考にしてください。
今日のお客様は6灯のシャンデリア(日本製)を、このたびの引越しを契機にガラス部分だけを取り替えたい、ということでした。
こんなとき、必ずお願いしたいことがあります。
1.まず一度ガラスシェードをはずしてください。このときお客様はこのガラスシェードがどんな仕組みでシャンデリア器具に接続されているかが分かります。たとえば、あるものは内ネジ式で、ガラスは内側から大きなリングのようなもので押さえ込まれています。またあるものはガラスシェードの外側からネジ3本で止められています。
2.はずしてから、内ネジ式のものについてはガラス側の取り付け穴の大きさ(直径)を教えてください。またネジ3本でとまっているものは必ずネジが止められるように少し窪んでいますが、そのガラスを机においた場合の一番上の穴の直径(外-外)を教えてください。
3.現在お使いになっている電球の種類とワット数を教えてください。
これらのことをチェックしていただいた上でお電話を頂戴しますと、話がとても早いと思います。ちなみに、上の状況をお聞きして、私どもで対応できないという場合も結構あります。
そんな時、どうしてもその器具を引き続き使いたい、という方には、ソケットから取り替えてしまうことをお勧めしています。上の状況が発生するケースでは、殆どが器具が日本製になりますが、日本製照明器具であれば、私どもで用意しているソケットに付け替えることも比較的簡単です。ソケット一個あたり2,200円頂戴しますが、交換後は私どものガラスシェードがなんでも接続可能となります。(行き帰りの送料はご負担ください。)
そんな順番でご検討をいただければ、あるいは弊社にご連絡をいただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
太古の昔の「火」の発明(発見)、焚き火⇒灯火⇒ろうそく⇒ガス灯⇒電球 と光は移り変わってきました。これらのおかげで、夜でも昼とおなじように私たちはものを見ることができるのです。
さて、ものを見る道具、という意味で照明器具を定義するならば、じつは他にもいろいろと道具があることに気づくでしょう。
たとえば、レントゲン写真、エコー検査機、CT、MRI など、昼間でも見えないもの、人間の目では見ることが出来ないもの、でも実在するもの、を見ることができるものがあります。あっ、そういえば電波望遠鏡なんかもこれの仲間かな?
これって、ある意味では照明器具と言えないか、と最近ふと思ったしだい。
どうです? 光もレントゲンで使われるエックス線も、同じ電磁波の仲間ですからねえ。
現在、そんな電磁波をつかって微細なものを研究するとか、もっともっといろんなものが開発されていると聞きます。ほんとに、人間の目で直接みれるもののほかにこういった器具を経て見えてくるものが増えてくるのは間違いないと思います。
先週、ダイニングテーブルの上にペンダントライトをつけたい、ということでお客様とお話をしました。
私どものガラスシェードの下端が床上約155cm、テーブル面から80cmくらい離れたところにくるようにしたらどうでしょう、といいながら帰っていただきました。天井高が240cmでしたので、結果的に天井面~ガラス下端の「全長」が約85cmということになるでしょうか。
ところが、そのお客様は最終的にご注文をいただいたとき、あと20cm長くするようにとのご指示を頂きました。一緒に計画を進めているインテリアコーディネーターの方が進めてくれた長さだそうです。
ということは、ガラスシェードの下端が床から約135cm、テーブル面から約60cm、ということになります。
正直、「また来たか」と思いました。
『ペンダントライトをテーブル面から約60cmあけて吊りましょう』 ということが、インテリアの教科書に書いてあるのです。
なるほど、テーブル面から60cmというのは、私たち照明器具を販売するものにとっては理想的な高さです。テーブルに座った人に照明器具をこんなに近くから眺めてもらうなんて、照明の販売者としてはうれしいかぎりです。
でも、本当にこのコーディネーターさんは床上135cmまでガラスシェードが下がっている空間を知っているのでしょうか。椅子に腰掛ければたしかに理想的な高さかもしれませんが、その近くでテーブルセッティングしたり片付けたり、横を通ったりすることは想定してはいないでしょうね。
まさに、教科書どおりに『丸暗記』。 これではいけない、と私は思います。全てのコーディネーターさんとは言いませんが、マニュアルどおり、教科書どおりに進めてしまうやり方は止めていただきたい。自分でメジャーを持って計りながら、考えながらプランをしなければいけません。
レストランであれば座った状態だけを考えれば良いです。でも、こちらは一般住宅だということ。リビング側からの視点、キッチンに立った人からの視点などなど、いろんなことを考慮しながら組み立てて欲しいものですね。

