リビング・ダイニング・キッチンをトータルで見た場合
リビングが吹き抜けになる場合、すっぽりとすべてが吹き抜けになる場合と、一部分が吹き抜けになる場合の2つがあります。
1.リビング全体がすっぽりと吹き向けになる場合
空間的にはかなり広くなる可能性が高く、例えばシャンデリアなどはどんな高さに吊るしても視界から外れることはなく、とても優雅なスペースになることでしょう。
ただこのケースでは、主照明と壁照明で全体の明かりをとることになります。補助のダウンライトなどは使えませんので、へたをすると少し暗い空間になってしまう恐れがあります。
しっかりと壁照明で明かりを確保するか、主照明をあまり上げすぎず、下に光が届くよう注意しながら進めてください。
2.リビングの一部のみが吹きぬけになる場合
一部といっても、それがどれくらいのものか、で対応は変わりますが、畳2枚~4枚分くらいであれば、この吹き抜け照明は単に装飾的なものと捉えて結構です。つまり、吹き抜け以外の部分に配置される照明でリビングすべての明るさをとることが可能だからです。
吹き抜け照明を引き立たせたければ、ダウンライトなど目立たない照明を多用するとよいでしょう。
逆に、注意点としては、あまり上に吊ってしまうと結局リビングの一部の場所からはこの照明が見えなくなる、ということです。
照明の一部分を(複数個のペンダントライトを下げる、といった場合にはそのうちの一つを)天井位置よりも下になるように設置して、リビングのどこからでも視線に捉えられやすくすることが必要です。
リビングの一部といっても、5畳や6畳分の吹き抜け、あるいはそれ以上、ということでしたら、上の1.2.それぞれをミックスした考え方で進めてください。
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