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照明選びのヒント

 

玄関の明るさ

(明るさを表示する場合白熱電灯でのW数で表記します。蛍光灯やLEDなど省エネ電球の場合は表示W数相当のものを対象にしてください)

玄関の明るさを考えるときは、リビングよりも少し暗めに設定するのが理想的です。

玄関ホールの照明の一例:放射状に映る光の模様が美しい、コンコルディア照明を代表するおしゃれなシーリングライト

お客様の視線が気になりますが、まずは自分の家に帰りついたときに暖かく迎えてくれる照明であることが大切です。

理由として

  1. 夜道を歩いて暗さに慣れた目で玄関に入った時、優しい明るさであってほしい。(夜コンビニに入った時の印象を思い出すと分かりますね。)
  2. やたら明るい玄関に目が慣れてしまった人が先へ進むと、今度は家の中がとても暗い印象になってしまいます。
    数分経てば目は慣れますし、あるいは家の中すべてをとても明るくすれば良いのですが、それでは全体が落ち着かないお家になってしまうので、これも要注意です。

玄関ホールの照明の一例:ミニシャンデリアを主照明に据えた、おしゃれな玄関の施工実例

「玄関は家の顔なので、明るくしなければ」といって玄関をやたらと明るくしてしまうのはやめましょう。

具体的な数字を決めてしまうのは危険なのですが、多くのお家に採用されている、広さ3畳くらい(土間と玄関ホール合わせて)、天井高が一般的な240-250cmの場合ですと、60Wの明るさで丁度良いかと考えています。

迷った場合は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

アーチ状の入り口と、細やかな装飾がクラシカルな印象で美しい玄関ホール

適切な明るさの玄関は、来客にも「落ち着いたおうち」という印象を与えます。

コンコルディア照明の照明を用いた、おしゃれな玄関施工例の紹介 コンコルディア照明の照明を用いた、おしゃれな玄関施工例の紹介
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玄関照明の設置位置

一般には玄関を入るとまずは土間部分があり、靴を「上がり框(かまち)」で脱いで上がったところが玄関ホールになります。
照明はそのどこに設置すれば良いのでしょうか?

玄関に設置した、3灯タイプのペンダントライト。入り口から見た様子

畳2枚分とか3枚分の標準的な広さの玄関であれば、60W(相当)の明るさがちょうど良いと考えますから、照明器具は1台で足りることが多いです。
その場合それを設置するのは「上がり框の真上あたり」が適当かと考えています。

ガラスシェードを通して、光の模様が放射状に映りこみます―コンコルディア照明のおしゃれなアンティーク風天井照明

その理由は、この位置だとお客様の顔、お家の方の顔の両方が照らされて、お互いに安心して対面できるからです。
どちらかの顔が暗いようでは具合が悪く、印象の良い玄関とは言えません。
上がり框の上の光がお客様とお家の人の両方を照らす

それより広い玄関の場合、
まず思いつく方法は、上がり框のうえの照明をより明るくすることです。100Wなどの明るい電球にしたり、2灯や3灯の器具を使っても結構です。

引っ掛けシーリング式の天井灯。このガラスシェードは100Wまで入るので、明るさもばっちりです

直径20cmの球形ガラスであれば、100Wの電球を入れることも出来ます。

 

フルクリスタルのミニシャンデリアを使った、3灯タイプのペンダントライト―玄関のおしゃれな照明実例

例えばこの照明であれば、4-5畳の広めの玄関でも大丈夫です。

天井が高めであれば、小さなシャンデリアを下げても良いでしょう。

シンプルなデザインのアンティーク風シャンデリア。玄関の照明としてもご使用頂けます

小ぶりながらも真鍮製で本格的なデザイン。上質な雰囲気が漂います。

あるいは、他の方法として、照明を2か所に増やすのも良い方法です。

2か所にする場合、両方を同等に目立たせても結構ですが、その時には少しおとなしいものを並べるのがコツです。やりすぎは良くありません。

もうひとつは、どちらかをメインの照明として目立たせる、という手法です。そのときには下図を参考にして、メインの照明は玄関に入った人が顎を上げなくても素直に目に飛び込んでくるよう注意して下さい。土間側(玄関ドア寄り)のほうをメインにすると、お客様がそれに気付かない可能性もあります。

玄関の灯りを2か所にするとき、目に入りやすいほうにデザイン性の高い器具を配置する

エレガントな雰囲気の玄関ホール。照明から映る光がレース模様のようで美しい

玄関ドアから少し離れていると、天井灯でも自然に目に入ります。

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玄関のライトの高さ

玄関ホールの照明は「高さ」も大切な要素です。
お客様・訪問者の多くは初めて訪れる場所ですから、いきなり圧迫感を覚えるような設置は避けて頂きたいし、でも逆にせっかく「お家の顔」として頑張って選んだ照明なのに誰も気付かないくらい高い所に設置されている、というのも寂しいものです。

3灯タイプのおしゃれなペンダントライトを玄関に

玄関照明は「ベストの見え方」を追求。でも圧迫感は禁物です。

(1)シャンデリアやペンダントライトなど、少し吊るして設置する照明の場合
器具の大きさにもよりますが、吊るしたときの器具の下端が、玄関ホール床面から210cmくらいになるように設置しましょう。
天井の高さが十分でないときは、あまりに大きな照明でなければ 200cmでも問題はありません。

吊るす位置が完全に土間の上ということでしたら、玄関ホール床面から190cm位のところまで下ろしても大丈夫です

クリスタルをふんだんに使ったミニシャンデリアを玄関に。印象的な照明となるでしょう。

「高さ」に気を使うと、玄関ドアを開けて入ってきたお客様にも印象深い照明になります。

(2)吊るすことなく、天井灯を設置する場合
コンコルディア照明では、天井に綺麗な影模様の広がる天井灯が人気で、これらは高さが変えられるわけではありません。
それでも折角の照明を効果的に設置頂くために、ぜひその設置位置にご注意いただければと思います。前項の「玄関照明の設置位置」をお読み下さい。

天井灯として設置した、玄関ホールのおしゃれな天井照明

玄関ドアを開くと、美しい光の模様が出迎えてくれます。

(3)その他
天井の照明はしっかりとダウンライト等でまかなっておきながら、ブラケットライトなどに力点をおくのも効果的な手法です。絶対に訪問した方の目に留まります。 ⇒ 次のトピックス「玄関のブラケットライト」をお読みください。

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玄関のブラケットライト(壁の照明)

お客様の目に留まるように、ということで言えば、玄関にブラケットライトを設置するのはとても有効です。

広々とした玄関ホールの壁に、2灯タイプのおしゃれなアンティーク風ブラケットライトを設置

ブラケットライトの光は、お客様の目に自然に飛び込んでくれます。

ブラケットライトを上手に設置するにあたってのご注意として。

1.ブラケットライトが明るすぎるのはNG
玄関スペース全体の明るさを別のもので確保した上で(ダウンライトでも構いません)ブラケットライトを入れる場合は、多くの場合”装飾的な”役割になりますから、明るさもそんなに大きくすることはないでしょう。

クラシカルなデザインの照明器具でコーディネートした玄関

玄関主照明に代えてダウンライトを使っても大丈夫です。

逆にブラケットライト1台だけで玄関スペースの明るさをとろうとする場合、60Wの明るさにしたくなることがあります。
しかし、頭の上にある60Wと違って、目の高さ近くにある60Wは、とても眩しく感じます。
そんな時は、目の高さからは少し上の方に位置に設置する、あるいは、できるだけ光が直接目にとびこまないようにすりガラス調のガラスシェードを使う、などの工夫が必要です。

出幅のある特徴的なデザインのブラケットライトを設置した実例。シンプルかつ落ち着いた雰囲気のおしゃれな玄関に仕上がっています

ブラケットライトの灯具WB251を使うと、少々高い位置に設置してもシルエット的に違和感がありません。

2.周囲の明るさ
天井からの灯りだけで十分だけれども、さらに可愛いブラケットライトを加え、使いたい。という場合は、どんな場所に取り付けてもらっても結構です。
ただ、「せっかく設置するのだから少しは目立ってほしい」と望むのであれば、天井からの光から遠い位置を選ぶのが良いでしょう。
光量の差によってブラケットライトが浮き上がったように見えると、とても綺麗ですよ。

本格的なクラシックデザインの壁照明。奥にはリビングのシャンデリアも

玄関ホールの少し奥まったところに設置した場合。ブラケットライトが浮き上がって見えます。

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玄関の吹き抜けの照明

玄関に吹き抜けがあると、その家の顔として、雰囲気が格段にアップすることは間違いありません。しかし、照明をどうするか、となるといくつかの注意と工夫があります。

玄関吹き抜けの照明器具

1.「せっかくの吹き抜け照明なのに誰も見てくれない!」は避けたいもの
玄関の吹き抜けにある照明は玄関ドアを開けて入ってきた人の目に留まるのが望ましい

『玄関照明の高さ』の項でも述べましたが、まずはどうやってお客様の目に留まるようにするか、です。
できれば、顎を上げずに照明器具の下端が視界に入るようにしたいですね。特に、器具やガラスグローブが何個か高さを違えて下がっているような場合、一番下のものに目が留まりさえすれば、そのあとその目は上の方まで追いかけていくものです。
具体的には、どれくらい奥まっているかにもよりますが、床上210cm~240cm位が目に留まる高さかと思います。

玄関吹き抜けのペンダントライトを、下から見上げた様子

これで一番下のガラス下端は、玄関ホール床から約240cm位になります。

2.「昼間は開放感があるけど、夜は明るさが不足!」を避けるには
吹き抜け部分が限定的で、照明は他の場所から吹き抜け部分に伸びてくる、ということなら心配はいりません。
問題になるのは、玄関の明かりを全てこの吹き抜けの照明に頼らざるを得ない場合です。

吹き抜けに照明を下げるときには、一旦天井に反射して下りてくる光がない分だけ、通常より多めに光の量を用意するべきです。
【例】畳3枚分だったら、普通の天井であれば60W(相当)x1個の光がちょうど良いわけですが、吹き抜けであれば100Wが一個であったり、あるいは一番下の60Wに加えてすこし上のほうにあと60W、というような設置が適当かと思います。

上の項で、「器具の下端が床上床上210cm~240cm位」であれば目に留まりやすいと述べましたが、明るさの点から言っても、これくらいにして明るさを確保しておくことをお勧めしています。

おしゃれなペンダントライトを、廊下に施された装飾美あるアイアン枠越しに見た光景

照明は美しいだけではなく、その場所に適した明るさがあってほしいものです。

吹き抜けの場合、もしかして「これは2階の廊下からもしっかり見えてほしい」「玄関の外から窓越しに光が漏れるように」などというご要望があるかもしれません。
そんな時、もちろんそういった観点を大切にプランして頂きたいとは思いますが。そんな時こそ、同時に上で述べた注意点を忘れないで下さい。

ナチュラルテイストの邸宅、その玄関吹き抜けに設置したペンダントライト

お客様の目線だけではなく、2階からの見え方を意識して、誰もが楽しめる空間になっています。

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